
こんにちは、kinkoです。
2018年の中国のGDP成長率が6.6%に落ち込み、28年来の低い水準になりました。
約30年前、天安門事件が起こり1万人もの犠牲者が出ました。しかし、翌日には何事もなかったかのように報道規制をされました。
そんな中国ですから、成長率も疑わしいと思ってしまいます。
中国経済崩壊間近?
ちょうど1年前に「中国情勢、すでにバブル崩壊?行くつく先は戦争か?」の中で、中国の借金は3700兆円にも上り、地方都市ではゴーストタウン化していると書きました。
1年が経ち、北京などの都市部でもマンションが売れなくなってきています。
昨年9月に書いた「GDPのウソがバレても中国経済が崩壊しない訳とは?」の中では2億人以上の人が失業していても、一党独裁政権だから中国経済は崩壊しないと思っていました。
しかし、米中貿易戦争が長引き、新冷戦と言われる経済戦争が起こっています。
その影響で中国の輸出入がガクっと落ち込み、倒産する企業も増えています。
昨年の上海株式市場は、1年間ずっと下がり続けており、今年に入ってからは、取引額が少なくなり、売りたくても売れない状況が続いています。
中国と同じ共産主義のソ連が崩壊したのは、経済破綻がきっかけでした。
当時のゴルバチョフ大統領が本当のGDPを公表してしまったからでした。
中国もソ連と同じ道を辿らない保証はどこにもありません。
中国の異民族への人権侵害
日本のメディアではあまり報道されていませんが、ウイグル自治区で中国当局による異民族に対する人権侵害が問題になっています。
イスラム教を改宗させるために、職業訓練と称した収容所へ100万人ものウイグル人が強制的に収監され、拷問を受けています。亡くなる人も大勢おり、内臓の売買までしているそうです。
この中国の人権弾圧に対して、アメリカ議会は「中国へ経済制裁をする法案」を提出しました。
習近平国家主席は、安倍さんへ擦り寄って来ていますが、日本政府もよく考えて行動して欲しいものです。
世界的な金融危機?
中国経済減速で一番困るのはヨーロッパです。
なぜなら、現在のヨーロッパは中国依存体質となっており、中国経済が悪くなれば、当然ヨーロッパ経済も傾いてきます。
もうすでにドイツとイギリス市場は一貫して右肩下がりです。
ドイツ銀行は中国に多額の融資をしており、中国からの返済が滞れば破綻しかねません。
為替は、1年前の1ユーロ136円→124円と約1割ほどユーロ安になっています。
【ユーロ/円 1年チャート】

参照:ヤフーファイナンス
リーマンショックの時は、1ユーロ100円以下になりました。世界経済が鈍化すれば、リスク回避で円が買われるでしょう。
イギリスのブレグジット問題もあり、ヨーロッパ経済の見通しは暗くなりそうです。
したがって、中国とヨーロッパ経済を発端に世界的な景気後退となり、ひいては金融危機に繋がってもおかしくありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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