
こんにちは、kinkoです。日経新聞に太陽光発電パネルのリサイクルが確立されていないとの報道がありました。鉛などの有害物質を含んだパネルが無造作に捨てられている現状を総務省が公表しています。東日本大震災以降、政府が再生可能エネルギーを普及させて来ましたが、その負の遺産が懸念されています。
太陽光パネルの売電収入
kinkoの友人にも太陽光パネルを家の屋根に設置して売電収入を得ている人がいます。家の電気代はもちろんタダになる上に、毎月2、3万円の収入があるそうです。
設置費用は300万円ほどかかったそうですが、家を新築した時に設置しており、その費用は住宅ローンに組み込んだそうです。自宅の電気代と売電収入を合わせると7年ほどで元が取れそうだと言っていました。
売電収入は雑所得扱いで年間20万円までは非課税ですし、減価償却費(17年間)として必要経費に計上されますから、家庭用の売電収入はほぼ無税と税金面でもお得です。
設置費用の元が取れ、その後10年間は無税で丸々収入になりますから、ほんと羨ましいです。しかも、昔と違い屋根自体が太陽光パネルになっていて違和感がないところが良いですね。
しかし、今回、環境にも優しい自然エネルギーとして脚光を浴びているこの太陽光発電に、パネルのリサイクルが確立していないという影の問題が浮きぼりになりました…
太陽光パネルはリサイクルしにくい
太陽光パネルは電極やシリコンを何層も強固に接着してできているため、分解してリサイクルするのが難しいそうです。
現在の処理方法は、産業廃棄物として埋め立てられています。身体に有害な鉛などが一緒に埋められている可能性も大きく、新たな環境問題となっています。
せめて有害物質だけでも取り出してから埋め立てて欲しいですよね!
東日本大震災以降、政府の支援策により、太陽光発電の設備は5年で6倍に増えました。
そのパネルの寿命が2040年頃と考えられ、廃棄量は80万トンにものぼるとみられています。その量は、2015年度の300倍で、全国の処分場に埋め立てられる量の約8%にあたるだろうと予想されています。
一番の問題は、有害物質を含んだパネルの情報が共有されておらず、そのまま廃棄されている点です。一刻も早く、メーカーに情報提供を義務付けて欲しいと思います。
太陽光パネルの特有の危険
・風に吹き飛ばされる
・雪の重みで壊れる
・洪水に弱く、感電の恐れ
パネルが割れたり壊れたりすれば、保険で新しくすれば問題ないのかな?と思っていました。
しかし、災害が起きたときに優先して適切な処分をしないと、意外にも感電や火災といった二次災害の危険性が高いのだそうです。
パネルの廃棄物処分代として、メーカーには設置料の5%を確保するよう求めているそうですが、まだ法律で定められてはいないため徹底しておりません。
とすると、結局しわ寄せが来るのは消費者で、冷蔵庫のように処分代を支払うことになりそうです。友人の太陽光パネルでしたら処分代は15万円?ということでしょうか。
政府が推進して来たクリーンエネルギー、ここへきて、二次災害や廃棄物処理と問題が顕著に現れ始めました。環境問題対策のための太陽光パネルが環境を破壊する方になったのでは、本末転倒です。
入り口を決めたのなら出口戦略を考えてから推進して欲しかったです。政府にはしっかりとしたリサイクル対策をして頂きたいと思います。でなければ、これから太陽光発電を考えている人が躊躇すると思います。(kinkoのように…)
ま と め
- 自宅の売電収入はほぼ非課税
- 太陽光パネルは有害物質を含んでいる
- パネルのリサイクルは確立されていない
- 災害時には二次災害の恐れあり
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