
こんにちは、kinkoです。渡辺謙さんでも浮気するんですね、何だかとてもガッカリしました。そう言えば、kinkoの知り合いのマダムに起こった悲劇を思い出しました。それは、ご主人の浮気から始まります・・・
国際電話通知書にご注意
kinkoの知り合いのマダムAさん(60)、ご主人(59)は結婚32年の中睦まじいご夫婦でした。マダムからはいつもご主人がどんなに優しく良い人かを聞かされていました。シニア世代になっても、相思相愛カップルで羨ましいなと思っておりました。
ところがです!
ある日、マダムから電話がきました。
「携帯電話会社からいつもとは別に支払い通知書が来て、よく分からないから見てくれない?」といった内容でした。
何かの間違いだろうと思いつつ、マダムのお宅へ伺いました。
そこで見たものは・・・フィリピンとの国際電話の通話記録で、請求額は1万円ほどでした。
マダムの顔が見る見る赤くなるのが分かりました。ご主人は仕事の接待でフィリピンバーに行っていたらしく、もしや、浮気?と疑い始めました。
それが、ご主人の定年半年前の出来事でした。
財形貯蓄2,200万円が消えた⁉︎
それから5ヶ月ほど経った頃、またマダムから呼び出されました。「財形貯蓄の残高通知書の金額がおかしいんだけど、見てくれない?」との事でした。
一般財形貯蓄、残高800万円ほどでした。
「もうすぐご主人が定年だから財形貯蓄を払い出して下さい、ってことですよ。おかしいところはないと思いますけど?」と言いました。
マダム「残高が3,000万以上はあるはずなんだけど・・・」
聞くと、結婚以来30年以上ずっと財形貯蓄を月1万〜8万円、ボーナス毎20万〜50万円を天引き貯蓄していたと言うのです。マダムの計算では、定年時に3,000万円ほどになる予定でした。
3,000万円→800万円
2,200万円が消えた⁉︎
マダムは訳がわからず、ご主人を問いただしましたが、ご主人は、とぼけてマダムの勘違いだと言い張りました。
それがご主人の定年1ヶ月前の出来事でした。
退職日に使い込み発覚
とうとうご主人の定年の日がやって来て、マダムはお子さん達と一緒にお祝いの食事会をされました。
マダムが幸せだったのは、この日まででした。
次の日ご主人は、定年後も同じ会社で契約社員として働き始めたため、いつも通り出勤していました。
また、マダムから連絡が来ました。
「今すぐ来て!大変なの!」
とりあえず、お宅へ伺うとご主人が退職された時に持ち帰った段ボールの箱の中身を指差しています。
中を覗くと、
財形貯蓄を引き出していた証拠が、何枚も出て来たのです。半年に一度くらいの頻度で、50万円〜100万円を何年にも渡り、こっそり引き出していたのです。
そして、持ち株会の通知書には40,000株→20,000株になっており、20,000株分も現金に換えられ引き出されていました。
財形貯蓄の落とし穴
財形貯蓄も持ち株会も毎年残高報告書が届きます。どうやらご主人は、会社で受け取った残高報告書をマダムには見せずにいたようです。
マダムは財形貯蓄や持ち株は、理由がないと簡単には引き出すことが出来ないと思っていたそうです。確かに住宅財形や年金財形は、原則理由がないと引き出すことはできません。
しかし、マダムの場合は、一般財形貯蓄であるため、積み立て金の上限もなければ使用目的も自由です。会社で手続きができる為、銀行の窓口に行くよりも簡単に引き出せます。
マダムの失敗は、ご主人を信じ過ぎて残高報告書を確認していなかったことでしょう。
このような事をなくすためには、年に一度、財産簿を作成して、金融財産の残高をご夫婦で確認し合う事をお勧めします。
スマホから浮気発覚
さらに、フィリピン人とは別の女性がいた事が発覚しました。
ご主人のスマホの暗証番号を娘さんが解読し、浮気の証拠のメールが出てきました。娘さんから突き詰められると、ご主人は観念して9年に渡る浮気の事実を白状しました。
マダムはお金を使われた事より、9年間の裏切りに大変ショックを受けました。相手の女性を交え3人で話し合いが行われ、ご主人と女性は別れる事になりました。
しかし、マダムは浮気していたご主人を許す事が出来ずに別居、数ヶ月後に離婚となりました。
美人だったマダムは大変やつれ、本当に可哀想でした。
浮気の代償4,000万円
離婚するにあたり、ちょうど入金されたばかりの退職金2,000万円とその他の金融財産2,000万円の計4,000万円を財産分与としてマダムは要求しました。
また、厚生年金の分割制度を使い、ご主人に支給される厚生年金の半分を確保しました。
ご主人は、金融財産のほとんどを持っていかれる事に不服を訴えていましたが、マダムの要求を飲まなければ、相手の女性へ慰謝料請求をすることを伝えると、ご主人はあっさり引き下がりました。
浮気の代償、命
お料理上手だったマダムは、毎日ご主人のために美味しいご飯を用意して、健康管理に気を配っていました。夜は、全身マッサージをしてあげ、1日の仕事の凝りをほぐしてあげていたと言います。
この頃のご主人は、顔色も良く年齢よりも若く見えました。定年まで病気らしい病気もせずに健康そのものでした。
ところが離婚してわずか1ヶ月後の健康診断で、ご主人に肺がんが見つかりました。
それから1年8ヶ月後、闘病のかいなく、天に召されました。
62歳の若さでした。
離婚をすると、男性は生活が激変します。特に今まで家事をやってこなかった方は、ストレスが溜まり体調を崩す人が多いです。また、奥様に先立たれた男性の余命は2年とも言われています。
このご主人が、いかにマダムによって生かされていたかを痛感しました。浮気さえしていなければ、現在もご存命だったのでは?と思ってしまいます。
ま と め
- 夫婦でも信用し過ぎないようにしよう
- 年に一回は財産の残高チェックをしよう
- スマホを見せ合おう
- 浮気はお金と命を減らす
いかがでしたでしょうか。結局、夫婦円満なことこそ、お金も貯まるし健康で長生き出来るのだと思います。