
こんにちは、kinkoです。
「昨日のNY市場の下落を受け、本日の日本市場は大幅に下げました。」と当然の如く報道されますよね?
なぜアメリカが下がると日本も下がるのでしょうか?
投資家が米国株を売る
↓
その資金はリスク回避で円を買う
↓
円高
↓
✖️日経平均株価上昇
◯日経平均株価暴落
ここで、円転した資金で日本株へ流れれば日本株は上がりますよね?
しかし、そう単純にいかないのが相場です。
リスク回避で円高の理由
世界的な金融危機や大災害が起こったりすると、必ずと言っていいほど円高になります。
それはなぜでしょうか?
kinkoは、ずっと円が買われる理由がわかりませんでしたよ。
メディアからは1000兆円もの借金国でデフレ先進国、将来はデフォルトするかも!?なんて脅されてきましたからね。
いろいろ調べてわかったことは、日本は世界一の対外純資産を持つお金持ち国だということ!
外国に300兆円以上も貸している大富豪ですわw
金融システムが変わらない限りデフォルトすることはないでしょう。
これをお読み頂けると納得すると思います。
何と言っても、超低金利の国債が国の信用力を示しています。
そう、全通貨の中で『円』に価値があると認識されているから強いのです。
したがって、金融不安が起こると安全と思われている円が買われ、円高になるのは当たり前なのです!
円高で日経平均株価が下がる理由
では、円高になると日本株が売られるのはどうしてでしょうか?
以下の理由が考えられます。
1. 輸出企業の収益減少懸念
円高になれば、日本の輸出企業の減益が予想されます。
よって、輸出依存の自動車株などが売られます。
2. 外国人投資家の資金引き上げ
主に外国人投資家が米国株損失のため、日本など他の地域の株を売って資金をつくる動きが起こります。
日本市場は外国人投資家が6〜7割と多く、外国人投資家の動向次第で株価が左右されるのです。
3. 円高で受けた為替差損を抑える
信用取引や先物取引でヘッジするため、現物の日本株へ資金が流れないのです。
4. ファンドの損失補填のため
ファンドが米国株で損をすると含み益のある日本株を売却することもあります。
主にこのような理由により米国市場暴落=日本市場暴落となり、まるで親子のように同じ運命を歩きます。
ただ、親のアメリカはこの30年間で株価が7倍にも成長しているのに対し、日本はバブル期の1/2とまだまだ経済が回復したとはいえません。
おまけ:ヘッジって?
ヘッジとは“リスクヘッジ”のことで、起こりうるリスクの程度を予測して、リスクに対応できる体制を取って備えることです。
資産価値が一方的に下落することを最小限に食い止めるために、先物取引を使ってリスクを回避する方法があります。
現物(株式など)を買い付けると同時に先物市場で同量の売り注文を出しておきます。
現物の値下がりが続きそうなときに先物市場で先に売ったものを安く買い戻せば、現物取引で生じた損失をカバーできます。
利益追求より価格変動リスクを抑え安定した運用をするために使われます。
【あとがき】
最近は、米国市場の暴落よりも円高要因で日本市場が暴落しているように見えます。
内需企業が7割の日本で、円高に敏感し過ぎだと感じるのはkinkoだけでしょうか?
ほーんと、相場って人の心理で動くものなんですねぇ…
お読み頂きありがとうございました!
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