
こんにちは、kinkoです。
景気後退への指標としてして注目されている一つに米国長短金利差チャートがあります。これは、米国債の10年ものと2年ものの金利差のグラフを表しています。
米国債の長期金利より短期金利の方が上昇し、この金利差がマイナスになると逆イールドカーブが発生し、景気が後退すると言われています。
日経新聞によると、2月にこの金利差が0.78%あったものが、8月24日には0.19%にまで金利差が縮小しました。これは、2007年8月以来11年ぶりの現象で、日本の長短金利差の0.2%よりも下回っています。
このまま米国は景気後退局面へ入って行くのでしょうか?
米国長短金利差チャートを見てみよう

上記のチャートのピンク色の部分が景気が後退した期間です。米長短金利差がマイナス圏に突入した後に景気後退局面が現れています。
ここ30年の間にも株価の大暴落は、1987年のブラックマンデー、2001年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックと3回も起きています。
グラフを見ると、2014年頃から金利差はジリジリと縮小して来ています。これがマイナスになるのはいつ頃なのでしょうか?
景気後退局面はいつ頃か?
現在の米国市場は今年2月の大暴落もなんのその、グロース株(Amazonなど)を中心に復活しています。足元の米景気は絶好調で、FRBの利上げ路線が続いています。FRBの執行部は景気後退の兆しを否定しており、今後も利上げが実行されそうな気配です。
この半年で金利差が、0.78%→0.19%と0.59%縮小しました。このまま利上げが実行されれば半年もしないうちにマイナス圏へ突入して逆イールドが発生しそうです。
昨年書いた記事、「2019年のバブル崩壊説?逆イールド指標でわかる暴落時期!」の予想通りになってしまうのでしょうか?
量的緩和により米国債が大量に出回っていても、新興国通貨安で海外の資金が米国に流れており、長期金利が低く抑えられるだろうとの見方があります。2020年に大型減税の効果が切れるとも言われています。
したがって、2020年にリセッション(景気後退)するという専門家の意見が多くなっています。
右肩上がりの米国市場
米国市場は、数々の大暴落を乗り越えて順調過ぎるくらい右肩上がりです。大暴落前に株式を購入したとしても数年間待てば戻る上にさらに上昇してきました。日本市場のように30年前の株価を超えられないこともありませんでした。
これは、今後大暴落が起こっても長期で持っていれば時価総額は上がっていくだろうと思えます。長期投資に米国株を選んだ理由がここにあります。
リーマンショックの時のような底値で株式を購入できるのが理想ではありますが、底というのは、後になってチャートを見て初めて分かることなのです。なので、何年も下がるのを待つよりも機会損失の方がもったいないだろうとも思えます。
しかし、全ての金融資産をリスク資産にしておくと暴落時に投入出来ませんから、やはり、3割以上の現金は残しておこうと考えています。
※投資は自己責任でお願いします。
ま と め
- 米長短金利差が半年で0.78%→0.19%
- 米国市場は2020年にリセッション入り?
- 米国市場は右肩上がり
- 暴落用に3割の現金を残しておきたい
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