
こんにちは、kinkoです。米国株投資というと「リスクが高そうだし、情報は少ないし、よくわからない。」といった声が聞こえて来ます。ここではそんな初心者のために米国株の魅力についてお伝えしたいと思います。
米国株のメリット
1.上場している企業数が多い
米国株上場会社数は、5197社(ニューヨーク取引証券場2302、ナスダック2895)もあります。 日本は3516社(東京証券取引所2532、ジャスダック755、マザーズ229)です。
2.米国株は1株から取引可能
米国株は全ての株が1株から売買出来ます。子供のお小遣い程度でも投資が可能なのです。日本は現在、売買単位は100株と1000株の2種類があります。2018年10月までに全ての株式を100株単位に統一しますが、それでも同じ金額の株を買う場合、日本は100倍の資金がないと購入できないことになります。尚、米国ETFは1口から購入できます。
3.米国株には高配当銘柄が多い
米国株には5%を超える高配当株や配当王と言われる連続50年以上の増配株がいくつもあります。P&Gの58年連続やコカコーラの50年連続など、25年以上増配を続けている企業が100社を超えます
米国では株主還元が重視されているため利益を積極的に配当に回します。例え今期が赤字でも無配にすることは滅多にないのです。だから大型優良株でも配当利回りが高い銘柄が多いのです。日本株では連続増配銘柄は「花王」1社しかありません。
4.米国株銘柄には増配余力が高い
現在、S&P500に組み入れられている企業の負債の比率は1980年以降で最低の水準です。2017年5月には米国企業の手元の現金が1兆9300億ドルに達し、過去最高を更新したと連銀が発表しており、増配の余力が高まっているといえます。
5.株価低迷時の下落リスクが限定的
長期的なデータを調べると、配当銘柄への投資成績は無配銘柄への成績を上回る傾向があります。高配当株への投資は、株価が下がった場合に配当利回りが上がるため、株価の下支え要因になります。相場全体に不透明感が強まると、投資家は利回りを重視する傾向にあるからです。いわゆるバリュー銘柄と言われる高配当銘柄は下落リスクが低いのです。
6.大化け銘柄がゴロゴロしている
アップルが10年で株価が100倍以上になったのは有名です。アマゾンやツイッター、グーグルと言った特に日本人が知っている企業は、世界中の人々が認知しており、投資に向っています。今後も10倍、20倍といった大化け銘柄が出て来ることでしょう。
7.将来の経済発展が期待できる
今後約20年間、アメリカは最も消費活動が旺盛な若年労働人口が増え続けます。それも1000万人以上増加するということが確約された市場であり、こんな国は世界中を探してもありません。
8.時差の恩恵で夜に取引可能
サラリーマンには嬉しいリアルタイムでの米国株取引がネット証券では可能です。日本時間の夜10:30〜朝5:00まで(冬は夜11:30〜朝6:00)米国証券市場が開いています。ネット証券の普及で、ハードルの高かった米国株取引が簡単になりました。
米国株のデメリット
1.銘柄選びが困難
米国市場はニューヨーク取引証券所とナスダックに5000以上の企業が上場しており、個別銘柄選びが大変です。米国ETFなども種類が多く、ある程度の知識が必要です。
2.為替リスク
売却した株をドルから円に換金した場合、レートによって為替差損などの為替リスクがあります。この為替の影響もあり、米国株はハイリスク・ハイリターンと言われています。
3.情報入手が困難
日本から程遠いアメリカの情報入手が難しいことです。英語の得意な方ならいざ知らず、アメリカの新聞やテレビを見ることは日常ありません。また、ネットのニュースをそのまま鵜呑みにするのも危険です。
kinkoは投資歴投資歴十数年でありながら、昨年まで米国株の魅力に気づいていませんでした。日本と比較するといかにアメリカ市場が大きく、長期投資向きかがわかります。まだ持ち株が少なく、資産形成用ポートフォリオは模索中ですが、日々勉強し着実に米国株長期投資家への道を歩んでいきたいと思います。
ま と め
- 米国株投資はメリットの方が多そう
- 人口推移から経済発展が期待できる
- ネット証券で気軽に売買が可能