注目されていた米国のCPIは、予想5.2%に対し結果5.0%と鈍化しました。ようやくインフレが収束して来たのでしょうか?
CPI(総合)は昨年夏をピークに下がり始め、今現在は2年前の水準です。

しかし、コアCPI(エネルギーや生鮮食品など除外)は、5.6%と高止まりしているように見えます。
せっかく下がったCPIも、OPECの減産により原油先物がジリジリと値を上げて来ているので、再び高インフレへと逆戻りする懸念は残っていますけどね。
それでも、「きっとNY市場は上昇しているだろうなぁ〜」と、今朝起きて米国市場を確認すると…あれ?下がってる!就寝する前は上昇していたのに!
株価急落の理由
なんと、3指数ともに急落しているではありませんか!
これは何かあった?事件?かと思い調べてみると、何やら3月のFOMCの議事録の内容がバレて、株が投げ売られたみたいです。
3月といえば、シリコンバレー銀行含む3行が破綻しました。クレディ・スイスは買収され金融不安に陥った月でした。その頃のFOMC議事録だったら阿鼻叫喚だっただろうと想像できます。
その内容は銀行の貸出態度悪化により景気減速に陥る可能性が示唆されていたというもの。
✅今年後半から米国経済はリセッション入り
✅今年の米国のGDP成長率0.4%と見込む
✅政策金利4.75-5%に到達ももう一段上げる必要がある
政策金利は2007年末と同程度まで上がっており、まるでリーマンショック前夜のよう。
2020年のコロナで異次元の金融緩和により、マネーじゃぶじゃぶフェスティバルを続けて来た結果、株価は上昇しました。

一転、昨年より米国はQT(量的縮小)で市場のマネーを一気に吸い上げたため、株価は軟調に推移していました。
しかし、銀行破綻によりFRBは慌ててQT→QE(量的緩和)へ舵を切り直しています。そのお陰で今年の株価は年初から10%以上上げています。度重なるFRBの政策変更に株価は乱高下を繰り返して来ました。
そして、今回の「今年後半からリセッション」発言に投資家が反応し、昨晩の株価急落となったわけです。
と言いますので、金融危機が来ることを想定して投資に臨んでいこうと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
お読み頂きありがとうございました!
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