子供の教育

超進学校・開成からの東大合格者が減少している理由とは?

 

こんにちは、kinkoです。

この寒さ厳しい中、明日から大学入試センター試験が開始されます。受験生の皆さんには万全の体制でいつもの実力を発揮して欲しいですね。きっと、親御さんの心配もピークに達していることでしょう。

日本の受験は、どうして一番寒くインフルエンザが流行りそうな時期に行うのでしょうね。2020年度に導入される「大学入学共通テスト」で受験時期も見直して欲しいものです。

開成の東大合格者が減った理由

 

kinkoのような田舎のおばさんでも知っている開成高校と言えば、東大合格者36年連続トップを誇る超進学校です。東大に入るより開成中学に合格する方が難しいと言われるほどで、その偏差値はなんと78!なのだそうです。

その開成高校の2017年の東大合格者数は、161人/400人でした。同級生の4割が東大進学するなんて驚異的ですが、5年前の合格者は200人を超えており年々下落傾向にあると言います。

それはなぜでしょうか?

決して開成高校のレベルが下がっているわけではなく、一つは東大理Iや理IIよりも難易度の高い有名国立大医学部への進学が増えているからです。

そしてもう一つの理由は、ハーバード大やケンブリッジ大などの海外の大学へ進学する人も増えたからだそうです。

現在の開成高校の柳沢校長は、東大を経てハーバード大大学院で10年在籍した経験を持ち、良きアドバイザーとなっています。東大一直線だった開成高校の生徒の志向がグローバルになってきたという事でしょう。

世界大学ランキングでは東大は46位

世界大学ランキング2018

1位オックスフォード大学イギリス
2位ケンブリッジ大学イギリス
3位カルフォルニア工科大学USA
スタンフォード大学USA
5位マサチューセッツ工科大学USA
6位ハーバード大学USA
7位ブリストン大学USA
8位インペリアルカレッジロンドンイギリス
9位シカゴ大学USA
10位スイス連邦工科大学スイス
ペンシルバニア大学USA
46位東京大学日本
74位京都大学日本

世界大学ランキングを見ると、東京大学は昨年の39位から46位にランクダウン、京都大学は91位から74位にランクアップしたようです。それにしても日本の最高峰と言われる天下の東大の世界順位が低いと思うのですが…

今までは東大を卒業後に官僚や法曹界入りさえすれば一生安泰でした。しかし、官僚の天下りが厳しくなり、弁護士の貧困が増えるなど時代が変わって来ました。

上位の大学はどこかで聞いたことのある大学名ばかりです。世界で戦うには、やはり海外の大学へ進学する方が良いと言うことなのでしょうか。

開成高校だけでなく、渋谷教育学園幕張高校と同渋谷高校からは、海外大学に20〜30人ずつの進学者が毎年出ています。

海外大学進学の課題

 

一番大きな問題は学費の高さです。日本の国立大学の約10倍、年間約4万6,000ドル(520万円)に上ると言われています。さらに生活費や寮費を加えると、年間6万ドル(680万円)でも足りないそうです。

大学を卒業する4年間では2,720万円以上が必要になり、一般家庭では留学させてあげたくてもなかなか難しいのが現状です。

アメリカ人は大学の費用を本人が出すのが当たり前になっています。奨学金制度が充実しており、高い授業料を払ったとしても、就職後の高年収ですぐに返済が出来る可能性が高く、親に頼る人は少ないようです。

ファーストリテイリング社長の柳井財団では、7万ドルを上限に名門大学の進学を支援する海外奨学金プログラムに37人、ソフトバンクグループの社長の孫正義育英財団から96人を支援する事業を開始しています。

それでもまだ数は少なく、奨学金破産という言葉があるように、大学進学費用の捻出に苦労しています。優秀な人材には国からの支援が欲しいところです。

2,720万円の教育費シュミレーション

 

ジュニアNISAの年間80万円の非課税枠を利用すると、月6万6,000円の積み立てが可能になります。運用利回り6.6%で18年間積み立てをして、やっと2,720万円が用意できます。

この運用利回りは米国のS & P500ETFなら可能かもしれませんが、投資の未来は誰にもわかりませんので、ジュニアNISAのみで用意するのは相当厳しいと思われます。

金額:月6万6,000円

期間:18年

運用利回り:6.6%

出典:国税庁「運用シュミレーション」より

ま と め

 

  • 開成高校から東大合格者が減少
  • 東大より医学部や海外有名大学へ
  • 海外の大学は年間680万円必要
  • 海外大学進学の奨学金制度を拡充して欲しい
  • ジュニアNISA枠で18年間、6.6%の運用利回りが必要

受験生の皆様のご健闘をお祈りしております!

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