
こんにちは、kinkoです。
大注目だった武田薬品工業の買収劇、どうやらシャイアーが合意したそうです!素人目線では、「3兆円も融資してくれる銀行あるの?無理でしょ…」と思っていたのですが、クリストフ・ウェイバーCEOはやりましたね。これで、日本の製薬企業が世界トップ10の仲間入りとなります。
ただし、この買収が武田に取って本当に良かったのか?は、これからですね。日本企業のM&Aとしては過去最大規模ですから、市場関係者の意見も賛否両論です。
投資家にとっては、株価がどうなるのか?配当金は?と気になるところです。高配当銘柄として人気だっただけに、減配となると株価にも影響が出そうです。
【4502】武田薬品工業株価の行方
武田薬品工業の株価はここ3ヶ月くらい下降していましたが、「合併後も配当金の減配はない」という報道を受けて、5月8日の株価は、前日比+178円(+3.99%)の4,638円と急反発しています。
5月7日に、クレディ・スミス証券が投資判断を「ニュートラル」→「アウトパフォーム」の最上位へ引き上げたことも株価上昇に繋がったとみられています。
5/8終値株価 | 4,638円 |
PER | 23.02倍 |
PBR | 1.71倍 |
配当利回り | 3.88% |

参照:ヤフーファイナンス
日経新聞に載っていた証券アナリストによれば、武田薬品工業の株価について、一部楽観的な見方があるものの、中長期的に株価の上昇が難しいという意見が若干多かったです。
その理由としては、財務体質の悪化、4兆円の新株発行での売り圧力、シャイアー株保有の海外投資家が株式交換で得た武田の株を売却などです。
海外勢から見れば、シャイアー株のPERの低さが魅力的だっただけに、武田の割高な株価は保有する意味がないのかもしれません。
なぜシャイアーは買収に応じたのか?
およそ2週間前の「【4502】武田薬品工業、シャイアー買収報道で株価暴落!」という記事の中で、この買収劇でシャイアーのメリットは何だろう?と書きました。
売上高が同じ規模で、純利益が武田の4倍もあるシャイアーがなぜ買収に応じたのでしょうか?
今まで、多くのM&Aを手掛け、買収してきた方のシャイアーですよ。武田を買収する事はあってもシャイアーが買収されるのは不思議で仕方がありません。
これからも増収増益が見込まれるのであれば、会社を売るはずがない…何か売る理由があるはずです。表に出ていない何かがあるのではないかと疑わずにはいられません。
かつて第一三共製薬が、インドの製薬会社を5000億円で買収した事がありました。後にインド工場の品質問題で米政府との和解金などで、4500億円の損失を出しました。この大失敗買収劇は6年も尾を引き、結局、2014年に売却しています。(参照:第一三共、失策続きの6年 印子会社を実質売却 )
このような事がなければいいのですが…(心配しすぎかしら?)
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