お金の怖い話

宝くじの歴史と高額当選で不幸になった怖い話

 

こんにちは、kinkoです。宝くじの高額当選を夢見たり、「1億円当たったらどうする?」なんて友達と話したり、とてもワクワクします。年末ジャンボやロト6などの高額当選は200万分の1とも1000万分の1とも言われる超低い確率と分かっているんですけどね。

とてもラッキーな高額当選者は、人生が狂って不幸になると聞きます。統計では高額当選者の95%が「宝くじなんて当たらなければよかった。」と後悔しているそうです。それってなぜなのでしょう?金銭感覚がおかしくなるから?人の妬みをかうから?なのでしょうか。

本当は宝くじって当たらない方が幸せなのか?高額当選者のその後はどうなったのかを検証して見ました。また、宝くじっていつから始まったのか、宝くじの歴史も調べてみました。

 

宝くじの歴史

 

世界の“くじ”の歴史は、約2,000年前のローマ時代からのようです。しかし、今日のような“近代的富くじ”となると15世紀半ばのオランダから始まりました。町の建設や要塞構築などの資金調達のため、富くじを発行した記録が残されています。

日本の富くじの起源は、江戸時代の1624年頃からです。摂津国(せっつのくに)、現在の大阪府の箕面山瀧安寺(みのおさんりゅうあんじ)で、正月の元旦から7日までに参詣した者が、自分の名前を書いた木札を唐びつの中に入れます。

そして、7日の日に寺僧がキリで3回突き、3人の“当せん者”を選びだし、福運の“お守り”を授けたのが始まりと言われています。※起源に関しては諸説あります。

 

・政府くじ

昭和20年7月、政府は軍事費の調達をはかるため、1枚10円で1等10万円が当たる富くじ「勝札(かちふだ)」を発売しました。

同年10月、政府は、戦後の激しいインフレ防止のため浮動購買力吸収の必要性が大きくなったので、「宝くじ」という名前で政府第1回宝籤を発売しました。昭和29年に廃止されています。

 

・自治体くじ

戦災によって荒廃した地方自治体の復興資金調達をはかるため、各都道府県が独自で宝くじを発売できることになりました。昭和21年12月に地方宝くじ第1号「福井県復興宝籤」別名「ふくふく籤」が登場しました。

現在の宝くじは①全国自治宝くじ②東京都宝くじ③関東・中部・東北自治宝くじ④近畿宝くじ⑤西日本宝くじの5つのブロックに分かれています。

宝くじの収益金の約半分が税金で、自治体の大きな財源になっています。

 

高額宝くじの背景

 

昭和30年代後半、日本中がオリンピックブームに沸いた時期に、宝くじは東京オリンピックまでの5年間オリンピックマークを入れて発売されました。

昭和40年に最高賞金が700万円となった宝くじは、41年に800万、43年には1,000万円となりました。売り場にファンの列が目立ち始めたのもこの頃で、発売した宝くじが年度を通じて売れ残りゼロを初めて記録しました。

昭和42年には毎年9月2日を「宝くじの日」と決め、以来この日を中心に宝くじファンの皆さまに当せん金の時効防止を呼びかけています。

 

宝くじ当選者の年代別割合

年齢男性女性全体
〜29歳5.8%4.9%5.3%
30〜39歳13.8%13.0%13.5%
40〜49歳21.6%18.4%20.4%
50〜59歳18.6%23.8%20.5%
60歳〜40.5%40.0%40.3%

1000万円以上の高額当選者は、60歳以上のシニア世代が4割を占めています。職業別ではサラリーマンが44.6%と圧倒的に高く、次に無職の方が17.6%、主婦が12.5%となっています。

 

高額当選者の怖い話

 

岩手県吉田さん42歳(女性)
2億円の高額当選
             ↓
          殺  害

岩手県一関市で平成17年、同市に住む無職、吉田寿子さん(42)が2億円の宝くじの当せん後に行方不明になる事件がありました。東京都内に住む新聞配達員の男が殺害を供述、同県陸前高田市内を捜索したところ、供述通り遺体が見つかりました。

ジェフリー・ダンピアー(男性)
2000万ドル(約22億円)当選
                ↓
             殺  害

当選したお金でグルメポップコーン店を開店しました。妻や親戚にもたくさんの援助をし、中には不倫中だった妻の妹に多額のお金を貢ぎました。

しかし、それが悲劇を招きます。義理の妹は他の交際相手と共謀しジェフリーを殺害して、当選金を横取りしようとしました。結局、2人は終身刑となっています。

 

アブラハム・シェークスピア(男性)
3100万ドル(約28億円)当選
                  ↓
行方不明、白骨死体で発見

もともと貧しかった彼は、優しい心の持ち主で自分より貧しい人達にどんどん当選金を分け与えていました。そんな時に読み書きが出来ない彼の半生を本にするという名目で近づいてきた女がいました。

すっかり信用したシェークスピアは、彼女に当選金を管理してもらうようになりました。当然、その女は金をネコババし、すべてを盗むために彼を失踪したと偽り、殺害してしまいました。

後に遺体が発見されると、女は彼の息子に濡れ衣を着せようとまでしました。結局、女は終身刑となりましたが、彼の息子に当選金が残されることはありませんでした。

 

ウルージ・カーン(男性)
100万ドル(約1億1000万円)当選
                     ↓
                 毒  殺

小切手が到着したその日に食べた子羊のカレーが原因で、動脈硬化になり亡くなりました。後にシアン化合物が発見され、妻と別の人の間に産まれた娘による毒殺が疑われています。

しかし、証拠がないため当選金は遺産として、妻と娘が相続しています。家族をも信じられない悲劇です。

 

ビリー・ボブ・ハレル・ジュニア(男性)
3100万ドル(約33億円)当選
                   ↓
離婚、当選20ヶ月後に自殺

当選直後、まず勤めていた会社を辞めます。家族に車や家を買い与えたり、海外旅行をしたりと散財します。お人好しの性格がもあって、慈善団体に多額の寄付をしました。

ある詐欺会社との間で、高額当選金を分割するマネジメント契約をしました。その事が原因で財政が悪化し、当選後1年で妻が家を出て行ってしまいました。

「人生で最悪なことは、宝くじに当たったことだ。」と言い残し、高額当選してから20ヶ月後に銃で自らの命を絶ちました。

 

ヴィヴィアン・ニコルソン(女性)
現在価値で3億7000万円が当選
                       ↓
        週1万円の極貧生活

1961 年、15万2,300ポンド(約2,000万円)、現在の価値にするとと300万ポンド(約3億7000万円)が当選しました。彼女は「使って、使って、使いまくる(spend, spend, spend)!」と公言し、有言実行したことで有名となりました。

浪費、5度の結婚、アルコール依存、自殺未遂の後は精神療養所に入所したりと、波乱万丈の半生はドラマ化もされています。現在は週87ポンド(約1万円)の年金で細々とした生活を送っています。

 

キャリー・ロジャース(女性)
2億3000万円が当選
              ↓
        借金生活

16歳で190万ポンド(約2億3,000万円)が当選します。服を買いまくり、パーティ三昧、豊胸手術など様々なことに浪費します。2度の自殺未遂を起こし、現在は2児の母となりましたが、メイドをしながら浪費した分の借金返済に追われています。

 

【1000万円当てた人のブログ】

「宝くじを当ててしまった私のブログ」では、ご夫婦の関係にヒビが入っていく様子が書かれています。夫が当てた1000万円の使い道は、妻にシャネルのバック15万円をあげた他、喫茶店の開店資金に400万円を使っています。

人生が狂ってしまった原因は、会社を退社して夢だった喫茶店を経営したことでした。現実主義の妻が反対することを省みず、夢を追った夫…しかし、素人の見切り発車ですから経営は上手く行かなかったようで、ブログは途中で終わっています。

宝くじが当たった事で、周囲の人達が自分の金を狙っていると思い込むようになり、人間不信に陥っていきます。妻の料理にも毒が盛られているように感じるようになり、精神的にかなり参っている様子が描かれていました。

えっ!1000万円で人生狂うの?と驚きました。海外の何十億当選という高額の宝くじが当たって、命を狙われたり人生が激変することは想像がつきますが、1000万円でも同じような事が起こるんですね。

 

kinkoの宝くじ

 

若い頃は宝くじが大好きで、一攫千金を狙って、サマージャンボや年末ジャンボはもちろんのことスクラッチクジ、ナンバーズ3,4など色々な宝くじを買っていました。

「買わなきゃ当たらない!」と思って、定期的に購入するものの最高1万円しか当たったことはありません。最近では、近所の宝くじ販売所の移転とともに購入が遠のいています。

高額当選者の怖い話を聞くと、宝くじは夢を追っている時が一番幸せなんだろうなと思います。実際に当たれば嬉しいのは一瞬で、毎日が恐怖におののく生活が待っているのかもしれません。

お金はコツコツ地道に貯めれば、1000万円の大金になったとしても、勿体無くて散財することもないでしょう。また、減らさないように投資にも慎重になりますし、お金によって人生が狂うこともないと思います。

kinkoは、小心者なので1億円が当たるより、毎月10万円の配当金の方を選びたいです。これからは、宝くじに投資するお金があったら、株主優待銘柄へ投資して小さな幸せを感じていきたいと思います。

 

ま と め

 

  • 宝くじの発祥は2000年前のローマから
  • 日本は、江戸時代の富くじが起源
  • 宝くじは当選発表までが幸せかもしれない

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POSTED COMMENT

  1. […] 宝くじの高額当選者の9割が不幸になるのは、本人の許容範囲以上の大金を前に正常な判断ができなくなる為だと思います。 […]