我が家は、主人が定年退職をし老後生活に突入した世帯です。最近、『相続』のことが頭に浮かび、子供達と投資の話をしきりにするようになりました。
どんなに投資や事業で稼いだとしても、そのお金を相続する人が金融リテラシーオンチだとお金なんて一瞬で消えてなくなります。
そう、知人のように…
相続財産1億円と株の行方
建設業を営んでいたAさんが脳梗塞で突然亡くなったのは2008年でした。まだ50代という若さでしたが、娘2人も嫁ぎ孫の顔を見れたのは幸いでした。
小さな会社とはいえ従業員が十数人もいるため、後を継ぐのは奥さんだろうと周りは思っていました。ところが、継ぐどころか会社を廃業、土地を売り払ってしまいました。
その奥さんは、「株も含めた相続財産は1億円よ〜」と色んな人に自慢していて、変な人にカモられなきゃいいな、と思っていました。
そんな時、相続した株式をどうしようか相談されました。まさにリーマンショックが始まったばかりでどんどん下がる株価に奥さんは恐れを抱いていたのです。
1億円のうちの株の割合は2割程度だったので、私は「今売るには地合いが悪い。配当金も出るし、そのまま持っていた方がいい。」とアドバイスしました。奥さん一人なら遺族年金と預金で、働かなくても十分生活出来ると思ったからです。
その時は納得したかのように見えましたが、翌年株式を全て売却してしまったのです。
なぜ奥さんは株を売ってしまったのでしょう?
口は禍(わざわい)の元
風の噂では「友人に貸した数千万円が返ってこない」ということでした。金融資産を友人知人に知られると、お金を借りにくる人は少なからずいるでしょう。やはり詐欺に遭ってしまったようでした。💦
本当かどうかを直接本人に会って聞きたくても、家屋敷を売り払い行方知らずになっていました。近所の人は「娘さんのところへ引っ越した」と言っていましたが定かではありません。
旦那さんがご健在な頃は羽振りが良く、私もよく奢ってもらっていました。当時の我が家は夫婦共働きだったので、貧乏だと思われていたんだと思います。
気前の良い奥さんだったので友人はたくさんいました。全く悪気がなく信じやすいタイプで、ネズミ講のような商品を勧められたこともあります。
相続する人の金融リテラシーが足りないと旦那さんが残した1億円という大金があっという間になくなることもあるんですね。
あれから15年、奥さんはどうしているのかしら…
家族で金融リテラシーを高めたい
投資が嫌いなら無理にしろとは言わないけれど、知ることは大事だと思います。
娘に投資のことを教えているうちに、生命保険、リボ払い、信用取引、FX、暗号資産など気をつけなければならない落とし穴が多いということに気付かされます。
私自身も20年以上前に「未公開株詐欺」に遭っているので、金融の世界は罠だらけと思っています。特に欲を張って一攫千金を狙った時が危ないです。
娘には、投資セミナーやサロンで何十万も払うなら、そのお金で失敗してもいいから好きな株を買ってみる。実践あるのみ!なんて言っています。奥さんのような大きな失敗さえしなければ、何度でもやり直せると思います。
主人が定年退職して時間ができ、子供達と投資の話だけでなく、持ち家VS賃貸だったりの日常生活の話まで、家族みんなでお金持ちになるにはどうすれば良いか?を議論するようになりました。(親戚一同がお金持ちだと安心よね)
娘が「一回聞いただけではわからない」と言うので、動画に残そうということになりました。公開すると思うと、良く調べるので新たな発見もあって、私自身も勉強になっています。
もし良ければこちらもどうぞ😊
お読み頂きありがとうございました!

金融リテラシーを高めたいw
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