
こんにちは、kinkoです。
先週、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長との間で歴史的な会談が行われました。驚くことに、2人はにこやかに握手していたのが印象的でした。半年前までミサイル実験を行ない、挑発を繰り返してきた北朝鮮とは思えないほどです。
さて、この会談は本当に成功したと言えるのでしょうか?
会談の内容

出所:ワイドスクランブル
【金正恩委員長の宣言】
・核兵器や運搬手段としてのミサイルが完成
・過去6回の核実験で核開発を終えた
・核実験と大陸間弾道ミサイルのICBMの発射を中止
・北部の核実験場を廃棄
・核の威嚇や挑発がない限り核兵器を使用しない
これを受けてトランプ大統領は、「これは北朝鮮と世界にとって素晴らしいニュースだ。大きな前進だ。私たちの首脳会談が楽しみである」とツイートしました。
日本人から見れば、過去2度に渡り核廃絶が反故されていますから俄かには信じ難いです。またいつ「嘘ピョーンヤン」と言わないとも限りません。
北部の核実験場はすでに6回も使用しており、使えない可能性が高く廃棄せざるを得なかったのではないか?との見方があります。さらに、核実験場から漏れ出した放射能により住民の健康被害が出ていたため、閉鎖が決まっていたという話もあります。
もっと言えば、北朝鮮の核開発が完成し、もう実験をしなくても本番を迎えられるという自信がついたのではないかと!金正恩の微笑みが恐ろしくさえ思えます。

我々は、ちょっとずつ情報を出していく北朝鮮のサラミ戦術の術中にはまっているのではないでしょうか。金正恩はひと言も「核放棄」とは言っていないのですから…
金正恩の後ろ盾
ググッって見ると、金正恩の影武者は15人もいるらしいです。耳の形を見ればわかるそうなのですが、元々、どれが本物か分かりません。すでに死亡している説や、中国へ亡命した説などがあり、真偽は定かでありません。
威嚇から和解へ180度方向転換したのには、何か理由があるはずです。中国の経済制裁が徐々に効いてきたとの見方がありますが、石油はロシアから供給されるでしょうし、日本、アメリカ、韓国以外と国交が正常化(約160ヶ国)しているのですから、そこまで経済状態が追い詰められているとも思えません。
kinkoの憶測ですが、核保有国として認められたい北朝鮮は、「ムチを使ってもダメなら飴を使え!」と誰かから指導されているのではないでしょうか?北朝鮮がなくなって困る国、例えば、中国やロシア…
ロシアは、十数年前から「南北の和解が進展すれば、ロシアと北朝鮮を結ぶガスパイプラインや鉄道網が有益になる」と言ってきましたから、この南北首脳会談を望んでいただろうと思われます。
プーチン大統領は、文大統領に電話協議で「鉄道・ガス・電力などが朝鮮半島を経てシベリアに繋がれば半島の安定と繁栄に寄与する」と伝えています。
中国は、「中国抜きでの平和協定はありえない」と言い、積極的な関与を求めています。
さまざまな国が関与して来ると、まとまる話が複雑になりそうです…
日本は蚊帳の外
次は米朝首脳会談が6月上旬までに行われる予定です。トランプ大統領は、拉致問題を取り上げる事を約束してくれましたが、日本はアメリカ任せでいいのでしょうか?
アメリカファーストの人に日本の問題をお願いすれば、見返りを求めて来るのではないでしょうか?幸か不幸か日本は気前がいい国ですから、交渉内容を言い値で買わされそうです。
北朝鮮から見れば、日本はアメリカのコバンザメ、怖くもなんともない、むしろ居てもいなくても変わらない国と思われていそうです。
何なんでしょうねぇ…この疎外感。いや、仲間外れ感。韓国からも相手にされず、むしろ竹島を型どったデザートを出される始末。敵の敵を味方に引き込むみたいな…(これが意図だった?)
政府はセクハラ問題で大忙し、大注目の財務省は一旦置いておいて、外務省さん、出番ですよ!今こそ日朝首脳会談を取り付けて来ましょうよ。
このままではいつまで経っても日本は蚊帳の外です。
ま と め
- 北朝鮮は核放棄と言っていない
- 中国とロシアも関与したい
- いつも日本は蚊帳の外
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