お金の怖い話

【お金の怖い話】少額の相続争いで姉妹の縁を切った知人

 

こんにちは、kinkoです。

50年以上生きていると色々な話を耳にします。「現実は小説よりも奇なり」で、驚くこともしばしばです。

先日、「姉と縁を切った」という知人から相続争いの話を聞きました。

 

224万円の使い込み発覚

 

知人Mさんは子なしバツイチのキャリアウーマン。4才年上のお姉さんは、子供1人の専業主婦です。このお姉さんは若い頃からやんちゃをしていて、警察に厄介になることもあったそうです。

ご両親は離婚されていて、Mさんは母親と暮らし、お姉さんは結婚するまで父親と暮らしていました。その父親が亡くなり、生命保険金500万円小さな土地実家が残されました。

小さな土地が先に売れ、諸々引かれた残金が260万円だったそうです。これは姉名義の口座へ振り込まれました。

この時遺産を分けなかったのは、実家の固定資産税が年8万円ほどかかっていたこと、古い家屋だったので解体費用がかかるかもしれないと思ったからだそうです。

そして4年後、実家が売れ、いよいよ遺産を分ける時が来ました。

小さな土地代の入っているはずの通帳が…

なんと数千円しかない!

Mさんは目が点になったそうです。

通帳には、260−8×4年=224万円は残っているはずでした。

Mさんが受け取れるはずの112万円までも姉が使っていたのでした。

 

姉が号泣!その訳は…

 

Mさん「なんで私の分のお金も使っちゃったの?」

姉、ワーワー泣き出し「生活が苦しかったから…

Mさんは意味がわかりませんでした。なぜならお姉さんのご主人は遠洋漁業の漁師で年収は1千万円以上と聞いていたからです。

Mさん「お姉ちゃん、貯金ないの?」

姉「うん…」

Mさんは、224万円を使い込まれたと言っていましたが、それだけではなく生命保険金の500万円もなくなっていることから、合計724万円がお姉さんに渡っています。

貯蓄がない (隠していたらわかりませんが) という事ですから、4年で700万円以上使ってしまったことになります。

この話を聞いて、年収1千万円世帯の貯蓄がゼロが多いということを思い出しました。

 

年収1千万円世帯のプチセレブ生活

 

このお姉さんの生活ぶりは、

・郊外に一戸建ての持ち家(住宅ローン残り3000万円)

・高級国産車、推定500万円(マイカーローン?)

・血統書付き猫4匹(1匹10〜40万円) エサ、医療費膨大

・家具家電は最新式(例:テレビ60インチ、ルンバ2台など)

というプチセレブ生活です。

船乗りなので、家族に振り込まれる月給が30万円(手取り)、年1回船を降りた時にもらえる報奨金が500〜600万円ほどだそうです。

年間手取り年収は、少なくても860万円です。普段は小さな子供と2人でこれ全て使い切っていたのです。

Mさんは実家が売れた分のみを折半し、姉が使い込んだ分(112万円)を許す代わりに縁を絶つと断言したそうです。もともと警察沙汰になる姉を嫌がっていたMさんの堪忍袋の尾が切れてしまいました。

100万円くらいで姉妹の縁が切れちゃうんだなぁ〜と思っていると、

Mさんは、このまま関係を続けていたら、将来この姉がお金を借りに来るに違いないと思ったから断腸の思いで縁を切ったそうです。(あり得そうで恐ろしい…)

外から見ると裕福そうな家庭でも、家計は火の車という話はよく聞きますね。一度上げた生活費を落とすのは、並大抵なことではありません。

ちょうどkinkoの実家の売却が決まり、遺産は全て妹へ渡すという話をしたところ、Mさんから「kinkoさんのようなお姉さんが良かった…」と言われました♪

世の中、色んな相続問題がありますが、兄弟姉妹で争うことは避けたいですね。

将来、息子と娘が争わないようにしなければ!と思ったkinkoでした。

お読み頂きありがとうございました!

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