
こんにちは、kinkoです!
SGHDと聞いて、米国株のティッカー?と思ってしまいましたが、正式名称は『SGホールディングス株式会社』で12月13日に東証一部に上場しました。
なんかSBIホールディングスの子会社みたいだなと思っていると、全然違いました!SG=佐川、そう宅配業界2位の佐川急便のことだったんですね〜。上場していなかったのが意外でした。
さて、気になる初値はいくらだったのでしょうか?
今年最大規模の上場企業
公開価格が1620円のところ初値は17%上回る1900円でした。IPOホルダーさん達はちょっと物足りない感じでしょうか。
初値で算出した時価総額は6083億円で、今年上場した銘柄では最大になったそうです。
この集めたお金で、M&Aやアジア展開を視野に入れているとのことです。きっと中国のアリババと業務提携するのでしょうねぇ…なんて、思っていたらすでに2009年に子会社から株式会社ネットプライスドットコムを通じて業務提携してるんですって!
調べてみると、子会社の佐川グローバルロジスティクスでは、中国初の宅配便事業を上海で展開するなど中国主要都市に現地法人を構えていました。
さらに中国郵政傘下の中国速逓と提携関係にあることを活かし、日本側サプライヤーから中国側バイヤーに商品が一貫輸送される機能を提供することで、本サービスの企業間取引における物流面の支援をしているそうです。
けっこう凄いかも…
日本では、2016年に日立物流と資本・業務提携しており、2019年4月に経営統合を目指しています。
SGホールディングスの2018年3月期の連結純利益は、前期比16%増の330億円になる見通しです。
インターネット通販の拡大で増え続けるニーズもあり、さらに宅配業界の売り上げが伸びていくものと思われます。
宅配配達員の現状が酷い
「行け行けドンドン」の佐川急便ですが、いろいろと問題も多いようです。
今年、6月の上場申請後には残業代の未払いが発覚したり、昨年には駐車違反の身代わり出頭で社員が略式起訴される事件も発生しています。
そういえば、kinkoの知り合いに佐川急便にお勤めの方がいました。昔は、働けば働くほどお給料が増えたようで、月100万円も夢じゃないと言っていました。
それなのに数年前に聞いた噂では、会社を辞めて離婚もしたそうです。一体何があったのでしょうね…
佐川急便の労働実態を検索してみると、過酷過ぎて涙が出ます。
上の記事では、「昼食をとれることはなく、朝は6時過ぎに出社して午前0時すぎに退社。月間の残業時間の上限を超えると、サービス残業となり、月間では140時間超に及んだ。」とありました。
また、2年間のサービス残業が1500時間なのに、たった10時間しか認められないとか酷いですね。人手不足のシワ寄せが現従業員に及んでおり、サービス残業をなかった事にする会社のコンプライアンスが疑われます。
今後、上場企業としてお手本になるような会社を目指して欲しいです。
2倍働けど年収は低い日本
ドイツの1年間の平均労働時間は約1300時間ですが、日本は約1700時間です。これはサービス残業が入っていませんから、上記の1年分のサービス残業を加えると2450時間、ほぼ2倍働いていると言っても過言ではないでしょう。
これでは過労死してしまいます。
kinkoの主人も管理職になってからは、超過勤務時間は全てサービス残業です。少なく見積もっても月50時間、年間600時間はサービス残業だと思います。こういう中間管理職の方は多いと思います。
欧米では、「サービス残業」という言葉がない事に加え、ドイツでは1日8時間以上の超過勤務をした場合、その週のうちに時間調整をするそうです。国で1週間の労働時間が40時間と決まっているため、実質「残業」がありません。
サービス残業どころか残業がないって羨ましいですね!
ツイッターでお世話になっている米国株ブロガーはちどうさんの世界の平均年収を見ると、日本は18位で、ドイツにも負けています。2倍近く働いているのに年収が低いなんて悲し過ぎます。
日本企業の内部留保は過去最高と聞いています。お金はあるのになぜ社員に還元しないのでしょう?お給料を上げれば仕事のやる気も出るのにと考えるのはkinkoだけでしょうか?…
せめて「サービス残業」は無くしましょうよ。
全国の社長様、よろしくお願いします。
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ま と め
- 佐川急便が上場、初値は1900円
- M & A、アジア展開を推進
- 配達員は過酷な労働を強いられている
- 欧米ではサービス残業はなく、残業もほぼしない
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