子供の教育

二宮金次郎(尊徳)の格言と銅像が学校から消えてしまう理由!

 

こんにちは、kinkoです。

二宮金次郎の銅像は、誰もが一度は見たことがある「薪を背負いながら読書する姿」が有名です。貧しくても勉強をして成功を収めた偉人として、主に小学校を中心に銅像が建てられました。

その二宮金次郎の銅像が、最近では撤去の方向へ進んでいるらしいのです。お金もかかるのに、なぜわざわざ撤去しなければならないのでしょうか?

 

二宮金次郎の銅像が撤去される訳

 

その理由は、「歩きスマホ」を助長する恐れがあるからですってー!!

格好が歩きスマホに似ていても、意味が全然違うのだから先生が説明すれば良いんじゃない?って思うのですけどね。まぁ、これも時代だからしょうがないのでしょう。でも、なんだか寂しいですね。

ふと、二宮金次郎って何した人だっけ?と考えると、kinkoはよく知らない事に気がつきました。(無知の知…なんつって、笑)

で、便利な世の中、ネットでググってみましたよ〜。

 

二宮金次郎の功績

 

二宮金次郎(二宮尊徳)は、簡単に言うと農村や地域改革をした人でした。その功績が認められて、百姓から武家の位を授かった(出世した)人です。江戸時代に位が上がるのは珍しい事でした。

国の政治に関わるような歴史上の大人物とまでは行かないのに、全国の学校に銅像が建ったのはどうしてでしょうか?

二宮金次郎は、裕福な百姓の生まれでありながら、災害で家を失い10代で両親に先立たれたそうです。叔父さんの家で夜勉強をしていると「油が勿体ない」と言われ、勉強することを阻まれました。

それで考えたのが菜種を栽培し菜種油を灯りに使って夜勉強すること、昼間は薪を拾いながら本を読む事でした。そこまでして勉強した甲斐があって、20代で実家を再建し裕福な家になりました。それを知った小田原藩士に財政再建を任され、見事それを成し遂げました (615の村の再建)。

身分に関係なく、頭ひとつで藩の財政再建を担った優秀な人だったということです。学問がいかに大事なことであるかがわかります。それで学校に銅像が建ったのでしょうね。

 

二宮尊徳(金次郎)の格言

 

二宮尊徳は、勤労分度推譲の3つを人々に勧めたそうです。

勤労とは、徳に報いるために働くこと。

分度とは、収入の範囲内で支出を定めること。

推譲とは、貯まった物を将来のために残したり、人に施すこと。

さらに『積小為大

“小を積みて大と為す。 何事も順というものがあり気に逸って速成を願ってはならないという戒め。 小は自らの身の丈にあったもの、平凡なものでありそれが集うことでやがて大なるものへとなる。 ”

「チリも積もれば山となる」と同じような意味だと思います。

そして、『五常講』を説きました。

“お金の貸し借りの旋回の過程で、「仁」のこころをもってそれぞれの分度を守り、多少余裕のある人から困っている人にお金を推譲し借りた方は、「義」の心をもって正しく返済し、「礼」の心を持って恩に報いるために冥加金を差し出すなど心を配って人に接し、「智」の心をもって借りた金を運転し、「信」の心を持って約束を守る、すなわち「仁義礼智信」の「人倫五常の道」を守ろうというのである。”

簡単にまとめると、余裕のある人は、困っている人にお金を貸し、借りた人は必ず返済し、お礼もしなさいよ。ということだと思います。

引用元:二宮金次郎のページ

 

江戸時代に二宮尊徳が人々に解いた格言は、現代の私たちにも通じるものがあります。

kinkoが参考にさせてもらっている個人投資家さんのブログには、お給料を節約しながらコツコツと長期投資していく方が多いです。すぐに大金持ちになろうとせず、みなさんまるで二宮尊徳のようです。

学校から銅像は無くなってしまうけれど、せめて二宮尊徳の格言は世に残していきたいと思いました…

 

ま と め

 

  • 歩きスマホのせいで二宮金次郎の銅像が撤去
  • 二宮金次郎は小田原藩の財政再建をした人
  • 勤労・分度・推譲・積小為大・五常講を覚えておこう

お読み頂きありがとうございました!

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