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アメリカで起きているローリングリセッションとは?クレジットカードローン急上昇!

kinko
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こんにちは、kinkoです。

リセッションが囁かれ始めた昨年、2023年はハードランディングorソフト(マイルド)ランディングかでアナリストの意見が分かれていましたね。

※ハードランディングとは短期間に経済が大きく失速、ソフトランディングとは急激な景気後退や混乱を招くことなく、緩やかに減速させて安定成長へと移行させること。

それもすでに過去の話で、今はローリングリセッションなんですって!

この聞き慣れないローリングリセッションという言葉、現在米国で起こっている新しいリセッション(景気後退)のことで、セクター別のリセッションが来るという意味のようです。

それはすでに始まっていて、少し前は不動産セクターが下がり、今現在は銀行4行の破綻により金融セクターが落ち込んでいますよね。こんな風にぐるぐるとリセッションが移り変わっていくのかしら?

まぁ、それだと通常起こるセクター移動と変わらず、リセッションとは言えないような気がしますけどね。🤔

5/5の米国雇用統計が良かったことで、NYダウ・ナスダック・S&P500の3指数が揃って上昇しました。ファースト・リパブリックの破綻もなんのその、まだまだ強いアメリカを演出しています。

しかし、米国人の貯蓄率は下がっていて、クレジットカードローンは増え続けています。

米国人の貯蓄率とローン残高

貯金大好き日本人と違い、消費大国アメリカは「宵越しの金は持たねぇ」米国人が多く、普段から貯蓄率は7〜8%と高くありません。

2020年のロックダウンと政府の給付金により、一時的に貯蓄率は上がりました。その貯金の一部は株式市場へ流れ株高になりましたね。

昨年からはインフレが進み、おそらく生活費の補填のため貯蓄率は3%へ減少しています。若干戻ってきていますが、コロナ以前よりは低いままです。

米国人はキャッシュで持つよりも株式投資する人の方が多いので、貯蓄率が減ったからと言って、本当に生活が苦しくなったのかどうかはわかりません。

それがわかるのがクレジットカードローン残高です。

2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックの時よりも多く、そして急激に上昇しています。FRBの利上げの影響でローン金利は20%近くにまで跳ね上がり、90日以上のローン延滞者が4%超えになっています。

バンクレートのシニアアナリスト、テッド・ロスマン氏は「クレジットカード利用者は三重苦の状況にある。残高が増え、金利が上昇している上に、クレジットカード債務を抱える人が増加している」と指摘。(Bloomberg記事)

この記事が出たのが2月です。その後FRBは2回利上げしているので、さらに金利は上がり延滞者が増えていることでしょう。

カルフォルニアの一部の地域ではホームレスが急増、住民の100人に1人の割合だという人もいます。サンフランシスコでは治安が悪化したと答える人が75%もいるそうです。

アマゾンやメタなど大規模なリストラ報道もありますし、どう考えても米国経済が順風満帆とは言えなさそうですね。

kinko
kinko
ハードランディング希望!
Kaz🍀
Kaz🍀
ダラダラ下げるよりはね…

※投資は自己責任でお願いします。

お読み頂きありがとうございました!

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