
こんにちは、kinkoです。
今年に入ってからも絶好調の市場は、ダウ平均株価が25,000ドルを突破、日経平均株価も続けとばかり躍進中です。
そんな中、閑古鳥が鳴いているのが、不動産投資信託のREIT市場です。東証REIT指数は、2017年も下落基調が続き収まる気配が今だに見えません。はたして今年はどうなるのでしょうか?
REIT市場が低迷な訳
価格下落の一番の原因は、森金融庁長官が『毎月分配型投資信託』の販売を問題視した事で、REITを対象とした投資信託からの資金が流出しました。
個人投資家からは1年以上に渡り売り越しとなっています。kinkoも昨年、毎月分配型投資信託を全て売却しています。
12月の日銀の買い入れ額36億円と外国人投資家の買い越しによって、年末には少し持ち直しましたが、東証リート市場では限定的と捉えられているようです。
また、米国が減税により財政が悪化するとの見通しから、米金利とともに国内金利の上昇圧力が強まることも懸念されています。

出典:しんきんアセットマネジメント
2018年後半から反転開始か?
J –REITの上場銘柄数59の時価総額は、昨年末時点で約11兆5千億円、平均配当利回りが4.169%です。この利回りは2013年頃と変わらず、株式市場の上昇に比べて出遅れ感があります。
今年は、東京都心のオフィスビルの供給が加速する見込みで、来年以降も続くため、空室率の上昇を懸念する投資家が多いと言います。そのため、今年前半は軟調な推移と予想されています。
ただし、株式市場が調整局面を迎えるであろう今年の後半あたりからREIT市場への資金流入による反発の兆しが見えるだろうと市場関係者の間では囁かれています。
現在の東証リート指数は1600ポイント台ですが、今年の後半には1700ポイントを超えてくると見られています。

出典:しんきんアセットマネジメント
kinkoのJ–REIT
kinkoは、毎月分配型投資信託のJ–REITにも少しだけ投資していました。今でこそノーロード(手数料無料)の投資信託は多くなりましたが、5年くらい前までは、買い付け手数料だけでも1〜3%、信託報酬年1.5%以上と経費が高かったです。
経費が高くても投資信託なら1万円から投資できる手軽さから購入していました。また、毎月の分配金も魅力でしたしね。
基準価格が下がり続ける間は、特別分配金(タコ配)には税金がかからずに再投資する事ができ、口数を増やし続けられ、それを面白く感じていた時期もありました。
しかし、アベノミクス相場でREITの基準価格が値上がりしてくると、当然、毎月分配金は普通分配になり2割の税金が取られ、さらに経費率の高さから運用利回りは市場平均を下回りました。
市場が上昇して実際に値動きを見て、初めて「損かもしれない…」と思うようになり、全ての毎月分配型投資信託を売却しました。
今は寂しい気持ちでいっぱいです。なにせ憧れの大家さん(現物不動産投資)を諦めたチキンなkinkoはREITが好きなのですよ…
擬似大家さんの感覚を得られるREITのポジションがゼロなのは悲しいです。外国人投資家が戻って来ているなら買い向かい始めても良いかも⁉︎なんて思っています。今度は投資信託ではなく、高配当銘柄に投資してみようかしら…
【関連記事】毎月分配型投資信託の2009年~2017年実際の運用成績公開
ま と め
- REIT市場が低迷中
- 毎月分配型投信の資金流出が止まらない
- 2018年後半からREIT市場が上昇?
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