
こんにちは、kinkoです。
以前、オウム真理教幹部の死刑執行日の真相で、「水道民営化法案の可決」が隠されていたと書きました。
水道民営化って、とんでもない事なんですよ!
なぜなら水は命に関わる事だから、どれだけ料金が高くなっても支払わざるを得ないですから!
なんでメディアが取り上げないんだろう?と思っていたら、ようやくモーニングショーで取り上げられました。
そして、kinkoが危惧しているのと同じ事を思っている国際ジャーナリストの方がいらっしゃいました!(ちょっと嬉しい…)
その人の名は堤 未果さん。
日本が売られる!
堤 未果さんの著書『日本が売られる』の中で、今の政府は財界寄りで公営のものを商品化したいのだ!と言っていました。
その一つが『水道民営化』なのです。
自治体が運営していれば採算よりも水の安定供給や水質の維持が優先されます。
これが民間が運営すると利益重視になり、企業がまず最初にやることは料金の値上げでしょう。
1本の水道管が繋ぐ水道は1地域につき1社独占になるだろうという話です。
『独占』は競争が存在しないのだから怖いのですよ!
料金をいくらでも上げられる青天井なのです。
政府は、自治体が上限を決めれば大丈夫だと言い逃れしていますが、綺麗な水を供給するにはこのくらいの金額が必要ですと言われれば、断れません。
しかもおかしな事に、日本では水道管が壊れた場合の修繕は、自治体が責任を負うということになったのです。(変だゾ!)
つまり、料金を上げて儲かった分は民間事業者へいき、事故が起きた時の修復や後始末は自治体へいくということです。(やはり変だゾ!)
海外の水道事情
海外の水道事業民営化率は、イギリスとフランスでは70%以上、ヨーロッパ全体と北米や南米では50%となっています。
当然ながら民営化後の水道料金は値上げされています!
<水道料金上昇率>
ボリビア | 2年 | 35%⬆︎ |
南アフリカ | 4年 | 140%⬆︎ |
オーストラリア | 4年 | 200%⬆︎ |
フランス | 24年 | 265%⬆︎ |
イギリス | 25年 | 300%⬆︎ |
さらに民間企業のやり口は、利益をタックスヘイブン(租税回避地)へ移し、利益自体を赤字になるように申告するそうです。
そうすれば法人税を納めなくてもいいし、利益がないからと言い訳をして水道管の補修工事もしないといった劣悪な環境下に放置されるのです。
アメリカのアトランタでは水道管から茶色い水が出るほど水質が悪くなりました。
茶色の水って…絶対ムリ。
世界は民営化から再公営化の流れ
当然、水道料金の値上げと水質の低下に世界中の人は怒りましたので、
2000年〜2015年の間に37ヵ国235都市の水道事業が再公営化されました。
企業の契約は20年という長期に渡るものが多く、途中で公営化すると何十億円という違約金がかかってきます。
アメリカのインディアナ州では再公営化のために、ヴェオリオ社に違約金として29億円を支払ったそうです。
違約金を支払ってでも、世界中で再公営化の流れになっているのです。
日本がなぜ水道民営化するのか?
このように世界中で失敗している事実があるにもかかわらず、日本が今頃になって水道事業を民営化するのはなぜなのでしょう?
堤さんによれば、日本全体の法改正も財界寄りになっているため、企業の利益を重視するのだと言っています。
さらに水・種・農地・労働者は投資商品となっており、これらに値札がついて売買されている現状なのだそうです。
金・金・金!
そんなにも日本政府は財界に弱いものなのか…国民の生活がかかっているのに!
財界の後ろには、あの金融マフィアと言われている方たちが控えていますからね、日本政府は断れないのだろうと思います。
ますます広がる格差社会
日本売りの流れは止められないでしょう。
現在、審議中の入管法改正にしても人手不足だから仕方ないと言っていますが、本当のところは賃金を上げたくない財界からの圧力のように見えます。
30年前より平均年収が減っている先進国なんて日本しかないのです。
昔はお父さんの一馬力で家計は成り立っていましたが、一億総活躍時代なんて言いながら夫婦共働きが当たり前のようになっています。賃金が上がらないのに子供をたくさん産めなんて無理に決まっています。
さらに副業解禁って…賃金は上がらないから他に仕事してもいいよ。と言っているようなものです。
アベノミクスで確かに株価は上昇しましたが、外国人投資家が6〜7割を占める株式市場で儲かったのは、やっぱり外国人。日本人個人の投資信託はマイナスになっているそうです。
貧富の差は広がるばかりです。
日本人が貧乏になるように仕組まれているような気がしてなりません。
【関連記事】
お読み頂きありがとうございました!
ポチッとして下さると嬉しいです♪(≧∇≦)