老後について

30年後、年金支給額20%減!老後を楽に暮らすお得術って?

 

こんにちは、kinkoです。

今の30代の人達が年金を支給される30年後には、現在の年金額より20%減になるという試算があります。どうすれば老後を楽に暮らせるのか?というシビアな問題をちょうどミヤネ屋で取り上げていましたので、ポイントをご紹介します。

年金問題では、先ごろ厚生労働省が「振替加算」で年金の支給漏れを発表しました。公務員が加入していた共済年金の部分です。

総額 :約598億円
人数 :約10万6,000人
対象 :主に共済年金の受給者

支給漏れの原因は、「年金機構と共済組合の情報連携不足」、「年金機構のシステム処理上のミス」、「支給対象者の届け出漏れ」ということです。

振替加算とは、妻が専業主婦で夫の年金支給開始年齢より若い場合に、妻の年金開始前まで頂ける年金です。お小遣い程度の金額ですが、人数が多いと総額は大きくなりますね。

年金にはいろんな問題が山積みですが、30年後の話題に入ります。

 

年金保険料率の固定化

 

社会保険料は、十数年前から段階的に引き上げられ、今年18.3%で固定されました。

同じように国民年金保険料も毎年280円ずつ上がっていたものが、月16,900円の保険料に固定されました。

毎年値上がりしていた社会保険料がやっと固定化され、現役世代はホッとしたのもつかの間、どんどん増える年金受給者に対し、大丈夫だろうか?と不安がよぎります。

少子高齢化社会で、保険料を支払う人が減り、貰う人が多くなるのですから、当然、年金の支給額が減少するのは容易に想像できます。

では、いったいいくらの支給額になるのでしょうか?

 

厚生年金の給付水準見直し

 

参照:日本テレビ情報ライブミヤネ屋

2043年(27年後)には、現役世代の平均月収の50.6%、17万6,100円になるそうです。現在よりも20%減だそうですが、kinkoは意外に貰えるんだ!という印象です。

あくまで机上の試算です。今後、年金の破綻や支給開始年齢の上昇により、この金額をあてにしていいものか疑問が湧きます。

番組では、そう言った不安を払拭させる方法も紹介していました。

 

老後を楽に暮らすお得術???

 

参照:日テレ情報ライブミヤネ屋

プロが勧めることは、「夫は65歳から年金を受給し、妻は70歳から受給しよう」ということです。

妻が65歳から年金を受給した場合、月6万5,000円のところ、70歳に先送りすると月9万2,300円となり、+42%も増えるそうです。

しかし、先送りした場合の損益分岐点は81歳です。

このグラフのように、夫はちょうど平均寿命までですし、妻は81歳から平均寿命までの5年分ほどしかお得しないという計算になります。

人の寿命なんて誰にもわかりませんから、お得とは言えないような気がします。

結局、自助努力するしかなさそうです。

 

65歳まで働き、30代から備える

 

・65歳まで働く

50歳以下の方は65歳からしか年金が出ない世代です。60歳でリタイアしてしまうと、無収入の5年間が生まれてしまいます。

年金は会社員や公務員であった期間が長ければ長いほど、また給料が高ければ高いほど、受け取れる額が多くなるシステムになっています。

少なくとも65歳までは働くことで、給料収入の確保と年金増額の両方が可能となります。

 

・妻にも働いてもらう

妻に働いて貰い、厚生年金に加入することで妻の年金も増えます。仮に妻が正社員でなく、厚生年金に加入していないパートやアルバイトで働いたとしても、現役時代の収入アップに寄与してくれます。

収入アップ分を老後のために積み立てするなど、夫婦で協力しましょう。

 

・自分年金を作る

老後の支出を年金だけで賄うことは非常に困難だということがわかりました。

不足を補うために自分年金を作ることをお勧めします。具体的には確定拠出年金(401K)や個人年金保険、財形年金貯蓄などに加入しましょう。

自営業者の方は、国民年金基金や小規模企業共済という制度もあります。商品毎にさまざまな特性がありますので、皆さんの状況に応じて選択されてはいかがでしょうか。

また、若い頃から積立投資を始め、時間と複利の力を大いに享受しましょう。政府の目標インフレ率が2%ですから、それ以上の運用が目安になります。

専業主婦でも加入ができるようになったiDeCo(イデコ)や、2018年から始まるつみたてNISAを利用することで、税制面での優遇も期待できます。

できるだけ早く無理のない金額で自分年金(老後の生活資金)作りをスタートさせたいですね!

関連記事:個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)で自分年金の基盤を作ろう!

 

ま と め

 

  • 27年後の年金支給額は20%減の約17万円
  • 妻の年金繰り下げの損益分岐点は81歳
  • 65歳まで働きたい
  • 夫婦で協力し合おう
  • つみたてNISAやiDeCoを活用しよう

 

プロのお得術を見て、ちょっとがっかりしました。結局、何らかの自助努力が必要だということを強く感じただけでした。

子供達には、20代のうちから老後資金として、S&P500ETFなどの米国株ETFに投資するよう勧めたいと思います。

※投資は自己責任でお願いします。

 

〈捕らぬ狸の皮算用〉

S&P500ETFが8%で値上がりするとして、

72÷8=9年で2倍

36年後には、2の4乗で16倍…

100万円投資で1,600万円…

100万円ずつ贈与してあげようかな?

甘いかな~^^;

 

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  1. […] 以前、ミヤネ屋の放送で『老後を楽に過ごすお得術』の紹介がありました。蓋を開けてみると年金の支給開始年齢を遅らせよう、というものでした。 […]

  2. […] 30年後、年金支給額20%減!老後を楽に暮らすお得術って⁉︎ […]