
週末の為替が急激に動きましたね!
1ドル2円近くも円安になり、1ドル136.47円をつけています。
僅か数時間での値動きだったので、すぐに下がるだろうと思っていました。しかし、円安のまま高止まりして終了しています。
米国市場は3指数揃って、1%以上も続落しています。

米株安と円安の原因
今回の米国市場の下落と円安の原因は、米PCEデフレーターが予想を上回ったためだと考えられます。
PCEとは個人消費支出のことで、米国の個人消費者が実際に使った金額にもとづいて集計されているので、個人消費の動向をよく表しています。
CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)と並んで重要な指標とされています。
米国の個人消費はGDP構成比率の7割を占めていますから、CPIよりも重要視している市場関係者も多いようです。
昨日発表された1月のPCEデフレーターは、前年比予想4.9%のところ、結果5.4%と0.5%上回りました。

エネルギーと食料品を除いたPCEコアデフレーターも予想4.3%のところ、結果4.7%と0.3%上回りました。
個人消費が下がれば物価が落ち着くだろうと思われていただけに、前回よりも高い結果に驚きました。しばらくは物価高が続きそうです。
予想される構図は、個人消費⬆️→物価⬆️→金利⬆️→株価🔻
米国2年債利回りが4.8%へ上昇していますから、米ドルが買われ円安になるのもわかりますね。
雀の涙ほどの日本の金利に比べれば、米国債で高配当株並の金利が貰えた方がいいと考える人も多いでしょう。
米国株と日本株はどう動く?
この結果を受けて、ブルームバーグの記事では、
複数の米金融当局者が24日、インフレ率は高過ぎ、落ち着くまでには時間がかかるとの見解を示した。この日は、1月の個人消費支出(PCE)価格指数が予想を上回る伸びとなるとともに、米政策金利は6.5%に引き上げる必要があるかもしれないとする論文が発表された。
確か、FOMCがあと2回利上げし、政策金利は5〜5.5%の間で終了予定だったはずです。
この記事の中で、「コンピューターモデルは2023年下期に5.6%、6%、あるいは6.5%で金利がピークを付ける」と、今年後半の利上げも示唆しています。
昨年同様、金利上昇で米国株安が想像できます。
日本株は円安→株高と、米国株安につられて下落の両方が考えられるので、レンジ相場となるのかしら?
どちらにしてもチャンスがやって来そうですね!
※投資は自己責任でお願いします。
お読み頂きありがとうございました!
暴落来そうでワクワク♪
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