生活とお金

国民皆保険の危機!オバマケアのようにならないためには?

 

こんにちは、kinkoです。

日本で最初の公的医療保険は1922年、大正時代から始まったそうです。現在の健康保険は、全国民が加入する国民皆保険制度となっています。

あのアメリカの「オバマケア」でさえ失敗しており、保険に入っていない場合、盲腸の手術でも100万円単位の請求が来るそうです。

友人がアメリカで第二子を産んだ時は、たった一泊しただけで退院したそうです。これは特殊なケースではなく、周りもみんな同じでそれほど医療費が高いのでしょう。

日本は、初産は6日、経産は5日も入院出来、出産一時金が約42万円も貰えますから、ほとんどの方は入院費用が賄えます。

そんな素晴らしい制度の国民健康保険が窮地に立たされています。これからどうなってゆくのでしょう…

 

国民健康保険は赤字

 

2016年の国民健康保険の赤字額が1468億円だったと厚生労働省から発表されました。前年より1354億円の改善とありましたが、それは加入者が170万人も減ったため?です。

実は加入者が減ったと言っても、高齢の加入者が75歳以上の後期高齢者医療制度へ移行しているだけであり、根本的な問題解決にはなっていません。

国民健康保険は市町村が運営しています。近年は、高額薬の保険適用や退職した高齢者や非正規社員の増加で財政が悪化しており、赤字は税金で穴埋めされています。

過疎地の市町村ほど赤字額が増えているため、来年度から都道府県に運営主体を移すようですが、これも赤字解消対策にはならないでしょう。

 

赤字解消の秘策

 

1. 保険料を上げる

2. 自己負担割合を上げる

3. 制度内容の見直し

秘策でもなんでもなく、この1、2はいずれ上がっていくでしょうね。3 の「制度の見直し」とは、内容を変更する、無料だったものを有料にする、と言った事です。

例えば、日本は救急車が無料ですが、本当に救急車を必要としている人は有料でも良いのでは?と思います。そうすれば、タクシー代わりに使ったりする事もなくなります。

自己負担割合は70歳や75歳で区切ったりせず、みんな同じ割合にすれば事務負担も減らせます。

昔、70歳以上の医療費負担が無料?500円?になった事があったと思います。その頃、知人のおばあさんが「孫のために湿布をたくさん貰ってくるんだ」とまるで良い事をしているかのように言っていました。(^◇^;)

おばあさんには、「それダメだよ〜薬の横流しになっちゃうよ。」と忠告しましたが、キョトンとした顔をしていました。

このように悪気なく制度を利用する人もいますから、本当に必要な人が恩恵を受けられる制度にして欲しいと思います。

大国アメリカですら出来ない国民皆保険制度を今後も継続していくためには、どの世代も少しずつ我慢したり、工夫する事が必要だと思います。

若い人も病気をしたり、突然事故に遭ったりするかもしれませんから、必ず国民健康保険には加入する事をお勧めします!

 

ま と め

 

  • 国民健康保険は赤字が続く
  • 保険料や自己負担割合は上がるだろう
  • 制度内容を見直して末永く継続して欲しい

 

お読み頂きありがとうございました!

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