
こんにちは、kinkoです。
みずほフィナンシャルグループが6万人の従業員のうち、3分の1にあたる1万9,000人の人員削減を発表しました。kinkoは、とうとうAIに仕事を奪われる時代が始まったのだと感じました…
みずほFG 1万9,000人削減へ
先週、読売新聞に、
“メガバンクの一角であるみずほフィナンシャルグループ(FG)が今後10年程度で国内外1万9000人の人員削減を検討していることが分かった。
従業員数は26年度までに1万9000人減らす計画だ。新規採用の抑制や退職者を含め、全体の人員を現在の約6万人から約4万人へと段階的に縮小する。”
と発表されました。
超低金利時代を背景に、銀行の収益は伸び悩んでいます。マイナス金利の影響で、日銀に銀行が持っている当座預金の現金は目減りするばかりです。
収益が伸びないならば、支出を抑えようとするのは仕方のないことです。経費の削減には人員整理が手っ取り早いですからね。
kinkoは、3分の1もの行員を減らす理由に、AI (人工知能)の台頭が大きいだろうと感じました。
人工知能が人の仕事を奪っていく
時代は、人→AI (人工知能)に移行し始め、みずほフィナンシャルグループでは、電話のコールセンターやお問い合わせ対応に、IBMのワトソンを使って業務をIT化しています。
欧米ではデビットカード(即時決済カード)が主流で、防犯上からも現金を持ち歩く人が少なくなっています。
例えば、スーパーのレジで「キャッシュバック、$20 プリーズ」と言えば、買い物した食材の代金と一緒に$20が即時決済され、$20の現金がレジで手渡されます。買い物したのに現金をもらう不思議な感覚ですが、お金を下ろしに銀行やATMへわざわざ行かなくてよいのは便利です。
今後日本でも電子マネーが使われ、キャッシュレス化が進めば、銀行の窓口業務がなくなるかもしれません。
人間には、不正融資や横領といった犯罪行為がありますが、融資や運用担当がAIに変われば、これらの犯罪を懸念することもなくなります。そうなれば、多くの行員は必要なくなるだろうと思われます。
10年~20年で47%の仕事が自動化
オックスフォード大学でAI(人工知能)の研究を行うマイケル・A・オズボーン博士は、「今後10~20年程度で、アメリカの総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い」と言っています。
自動運転でトラック運転手がいらなくなったり、工場での単純作業、税務処理やローン査定などデータを蓄積することで行える作業はAIに取って代わられるでしょう。
人が数十年かけて読んだ書物を、AIはものの数分で記憶しますし、写真診療なら1日数十万件を使いこなせます。さらにプログラミングを重ね、AIの学習が進めば、今できることの数万通りも応用がきくようになるでしょう。
一生懸命勉強して資格を取得しても、AIに仕事を奪われる時代が来てしまいます。AIによって便利になる反面、人の仕事はどんどん減っていくでしょう。
AIに出来ないことを目指す
今の小学6年生が40代になる頃には、職業が様変わりしているだろうと言われています。一説によりますと、未来の仕事は、現在存在しない職業が65%も占めるだろうと予測されているのです。
では、AIに出来ないことは何でしょうか?
1.創造力
ゼロから新しいものを生み出す創造力はAIには出来ないでしょう。AIは過去のデータを元に未来を予測出来ますが、全く新しいものを作り出すことは人間にしか出来ません。独創的なデザイナーやエンジニアなどのクリエイティブな仕事はこれからもどんどん必要とされていくでしょう。
2.リーダーシップ
優れたビジョンを掲げ、卓越したコミニュケーション能力で人々を導いて行く存在のリーダーシップは、今のところAIには出来ません。多様化した人間との心の通じたやりとりができるスキルは自動化が進む現代こそ一層求められていると言えます。
3.起業家
交渉力、ビジネスセンス、問題解決能力が求められるのが起業的スキルです。その点においては、AIがどんなに進化しても、新しいプロダクトやビジネスを通じ社会を変えて行く起業家にはなれないだろうと思われます。
携帯がスマートフォンに変わって10年、たった10年の間でもYouTuber やスマホアフィリエイターなる職業が登場しています。
さらに10年後、どんな職業が増えているのか楽しみです…
ま と め
- みずほFGが1万9,000人削減へ
- 20年以内に47%の仕事がAIに変わる
- 創造力、リーダーシップ、起業家はAIには出来ないだろう
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