生活とお金

子供を育てる時間がない?男女共に長時間労働が増えている現実

 

こんにちは、kinkoです。

政府が「働き方改革法案」の中で、年収1075万円以上の専門職に限り、月200時間の残業を認める動きのようです。(年間残業750時間まで)

ついこの間まで勧めていた裁量労働制では、サービス残業がなくならないと非難されていました。それを受けてでしょうか?今度は残業月200時間…過労死してしまいます。政府の考えている事が、庶民とかけ離れているような気がしてなりません。

 

長時間労働は男女共に増加!

 

1億総活躍社会を旗揚げしてから、男女共に長時間労働が増えています。日経新聞によると、1日11時間以上働いている人は、男性は4人に1人、女性は10人に1人もいます。

作成:日経新聞

1日は24時間しかありませんから、11時間労働と通勤時間を考えれば、寝る時間を削るしかありません。まして、平日に家族と団らんする時間なんて皆無でしょう。

昔は、父親が遅くまで働き、母親が家を守るという構図でした。これはこれで賛否両論ありましたが、それが日本の文化でもありました。

それが今はどうでしょう?男女平等といっても、家事の負担が多いのは女性の方でしょう。働きながらの家事と育児は相当きついと思います。まして、残業までしていたら自分の時間なんて全くありません。奥さんから愚痴を言われる旦那さんにもストレスが溜まりそうです。

欧米のように夫婦共働きの文化を日本に導入してきましたが、欧米とはまったく文化も制度も違うのです。欧州では、ほとんど残業はありませんし、年間有給休暇が25〜30日、他に傷病休暇などもあります。子供が小学生までは学校への送り迎えが義務付けられているところもあり、午後3時に帰宅したりするので、労働時間のイメージは日本の半分といったところです。

主人が仕事で海外へ行くのですが、欧米人は家族のために働いている意識が高く、仕事よりも家族やプライベートを優先するのだそうです。仕事の後に居酒屋で一杯…なんてこともありません。「接待ゴルフ」という言葉は日本でしかなく、ゴルフは子供からお爺ちゃんまで家族でする人が多いそうです。

歓送迎会、接待ゴルフなどを労働時間とみなせば、日本人は、欧米人の3倍は働いているかもしれませんね…

 

お給料が増えていない現実

 

kinko自身もフルタイム勤務をしながら子供2人を保育園に預けていましたが、月の残業は15時間が精一杯でした。それも母に手伝って貰いながら残業をこなしていました。その頃の平均年収は500万円を超えており、給料が良かったから働けていたと思います。

 

出所:転職サイトDODA

上の表では、現在の30代の平均年収は夫婦合わせて863万円ですが、子供が2、3人保育園に通っていれば年間の保育料は100万円、家賃年間100万円etcと出費も多い時期です。

世界の年収ランキングを見ると、スイスが1位で1000万円を超えています。日本の2倍以上の年収で、半分の労働時間…そりゃぁ、働きますよねー。

それにしても企業の好決算が続き、日本経済は上向きなのに、お給料が上がらないのは何故なのでしょうか?副業まで推進して、もっと働けと言わんばかりです。

主人の知り合いでアメリカに赴任していた方は、給料体系が日本と全く違うと嘆いていました。その方は日本からの出向なので、日本の給料のままで年収およそ1500万円、一方、アメリカ人の部下は自分よりも給料が高く設定され、中には1億円プレイヤーもいると言っていました。

1億円も年棒があるのだから、さぞ仕事ができると思いきや、そんな事はなく、そのポジションの相場なので仕方がないとの事でした。自分の方が上司で責任も上なのにやってられないと思うのは当然です。それからしばらくしてその方は会社を辞めて、外資へ転職しました。

頑張っても夢が見れない日本、「働けど働けど我が暮らし楽にならず…」と、多くの方が思っている事でしょう。

もうちょっと若者に給料上げてやってちょうだい!と思わずにはいられないkinkoでした。

 

ま と め

 

  • 年収1075万円以上の専門職に月200時間の残業
  • 11時間労働者が男女共に増加中
  • 20年前より年収は下がっている
  • 世界の先進国の中で日本の年収は低い方

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