年金だけでは暮らせない!高齢者世帯家計収支は平均月-54,711円(2016年度)

 

こんにちは、kinkoです。この前は、実際の年金生活者3つの例をあげました。今回、総務省から65才以上の年金のみ生活の2016年度の家計収支が発表されましたので、全国の平均を見てみたいと思います。

年金生活者の家計収支

65才以上の年金のみ生活者の家計収支は、平均収入212,835円、支出267,564円、不足が−54,711円でした。

 

※出典:総務省統計局資料より一部加工して掲載

年金だけでは暮らせないとは聞いていましたが、統計数字を見せられるとリアル過ぎて、益々老後が不安になります。

交際費の占める割合が12.2%(28,998円)と高く、会社を退職されてからもお付き合いにはお金が掛かるようです。

病院はいつもお年寄りでいっぱいというイメージがありましたが、意外にも医療費が6.3%(14,974円)と少なく感じました。これは社会保険のお陰でもありますが、現在のお年寄りは健康意識が高いとも言えますね。

年をとると食が細くなると言われますが、かえってグルメになるからでしょうか?食費が65,000円と高く、総支出の1/4を占めています。

 

※出典:総務省統計局資料より一部加工して掲載

高齢者世帯の60%以上が、年金または生活保護のみの収入で生活しています。毎年65万円も生活費が不足しているのです。きっと、現役時代の貯蓄や退職金を取り崩しての生活では心苦しいことでしょう。

でも、3人に1人は働いているか、何らかの不労所得(株の配当や家賃収入)を得ているのも確かです。下流老人にならないためにも月6万円以上の配当金収入は欲しいところです。

物価上昇で生活費負担増

日本政府は経済政策の一環として、物価を毎年2%ずつ上げ緩やかなインフレ目標を掲げて取り組んでいます。そうなれば当然皆さんの生活費の負担が増えることとなります。現在でも年金だけでは月−6万円弱の不足ですから、今後物価が上がればもっと生活費が不足する事は目に見えています。

しかも、消費税が8→10%に上がれば月5000円以上の負担増です。物価や消費税が上がっても同じように年金支給額も上がれば文句はありません。しかし、2004年の年金改正法案で「マクロ経済スライド」という制度が年金支給額の上昇を抑制しています。

マクロ経済スライドって?

マクロ経済スライドというのは、仮に物価が2%ずつ上昇したとしても、年金はその上昇率に対して0.9%差し引いた1.1%しか上げないというものです。常に物価上昇率より少ない支給額しか上げないということです。

逆に物価が下がれば年金支給額も下がります。現に2017年度の年金額は物価が下がったため、年金支給額は物価変動分の▲0.1%の減額となります。

勤労者世代が減少する中、年金の支給額は益々下がっていくことが予想されます。20代の若者は、40年後に本当に年金が貰えるか不安視しており、国民年金納付率は4割で低水準のままです。この納付率を上げなければ、マクロ経済スライドの制度も見直すことになるでしょう。

ま と め

  • 収入が年金のみ生活者は、月6万円生活費不足
  • 将来の年金支給額は物価上昇率より少ない
  • 不足分の生活費を補う方法を考えよう

 


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