
こんにちは、kinkoです。
暑い夏は、エアコンと同様に水道料金がうなぎ登りなのは頭が痛いところです。この水道料金ですが、電気やガスよりも地域格差が大きいというのはご存知でしたでしょうか?基本料金だけでも4倍も違うのです。
水道代の高い地域の方は、日頃のちょっとした習慣を見直すだけで、月3,000円、年間36,000円も節約出来る方法をご紹介します。
地域格差が大きい水道料金
水道設備は、地方自治体が運営しています。地域によって維持費やコストが異なるため基本料金だけでも下記のように4倍もの開きがあります。
地域別水道基本料金(上位5位と下位5位)
1位 | 北海道 | 1,412円/月 |
2位 | 佐賀県 | 1,391円/月 |
3位 | 福島県 | 1,338円/月 |
4位 | 石川県 | 1,070円/月 |
4位 | 香川県 | 1,070円/月 |
43位 | 三重県 | 513円/月 |
44位 | 鳥取県 | 492円/月 |
45位 | 富山県 | 428円/月 |
46位 | 千葉県 | 407円/月 |
46位 | 静岡県 | 407円/月 |
水道料金全体の格差を見ると、例えば、使用料2ヶ月で50立方メートル利用で昭島市は12,862円に対し、茨城県の霞ヶ浦市では1,200円ほどと、実に10倍もの格差があるそうです。
水道の基本料金が最下位の静岡に長く住んでいたkinkoは、上下水道代は2ヶ月で約5,000円ほどでしたので、あまり水道代を気にしたことがありませんでした。
しかし、お隣さん(5人家族)が夏場のシャワーを好き勝手に使っていた時は水道料金が2ヶ月で20,000円もかかった、と聞いたことがあります。
やはり、いくら基本料金が安い地域でも水を無駄に使っていれば、それだけ高額になってしまうのです。
水道代の値上がり懸念
日本全体の少子高齢化、人口減少による税収の減少により、将来の水道料金は、全国的に値上がり傾向にあります。
さらに、各家庭に水を供給している水道管ですが、インフラが整備された50年前と古く、今後多額なメンテナンス費用がかかるだろうと予想されます。
水道管に限らず、ダムや上下水道の貯留槽なども同じ状況といえます。そのため、国の試算によると30年後には水道料金が現在の1.6倍にもなると言われています。
今日からやろう節水習慣
1.洗い桶を2個使って食器洗いをする
・1ヶ月1,800円の節約
片方の桶には水と洗剤を入れておき、食後の食器はこの桶につけて置きます。もう片方には水だけを入れておき、スポンジで洗った食器をこの桶に通すことでキレイになります。最後は軽くすすいで干すだけなので、これを実践するとかなりの節水になります。
食洗機を使用している場合は、1食ごとに食器を洗わず、2〜3食分をまとめて洗うと効果的です。
食器洗いで5分間水を流しっぱなしにすると約60リットルの水を使用します。1日3回洗うと180リットルで、東京では1リットル0.33円くらいなので1日では約60円、1ヶ月では1,800円の節約になります。
2.シャワーヘッドを節水タイプに交換
・1ヶ月1人、600円の節約
シャワーの出る穴を少なくすることにより水の量を減らし、約50%の節水効果を生み出します。水流が弱くなるのが嫌な方は、穴が少ないタイプがお勧めです。
シャワーの使用時間は10分ほどなので、一人あたり通常120リットルの水を使います。節水シャワーにすれば60リットルが節水でき、東京では1日約20円、1ヶ月600円節約になります。これが家族5人だと3,000円の節約ですね。
3.お風呂の残り湯を再利用
・1ヶ月900円の節約
お風呂の残り湯をすすぎ以外の洗濯に使用すれば、水道水より温かく汚れが落ちやすい利点があります。拭き掃除の時も同様なことが言えます。また、花壇の庭の水撒きに利用してもいいでしょう。
1日あたり90リットルの節水効果が期待できますので、東京では1日約30円、1ヶ月900円の節約になります。
ま と め
- 水道料金の地域格差は10倍
- 30年後の水道料金は、1.6倍になりそう
- 3つの節水習慣で月3,300円節約
現在は気にならない水道料金でも、将来1.6倍に値上がりするとしたら、今から節水習慣を身につけておいた方が良さそうです。
お財布に優しいだけではなく、地球環境にも優しい節水をこれから心がけていきたいですね。