
こんにちは、kinkoです。
先日、中国が統計偽装をしていて本当はバブル崩壊しているのでは?という記事を書きました。国内総生産(GDP)が世界2位、成長率は7%以上というデータが嘘だとしたら怖い話です。
でも、これ、中国だけの問題かしら?中国はイケイケな経済大国継続中だよ!って国民を誤魔化しているけど、逆に日本は、「負債が1,000兆円もあって大変だ!増税しなきゃ破綻する!」って言っています。
でも、ちょっと待って!
穿った見方をすれば、なんで毎年30兆円もの国債を発行しているのに低金利のままなの?破綻寸前の国は、高い金利になったりするはずです。それに円の価値も高いままなのはなぜなのでしょう?
う〜ん、何かおかしいぞ!
新聞やマスメディアが流す情報を鵜呑みにしていると辻褄が合いません。
もう、これは調べるっきゃない!
国のバランスシート
kinkoが株を買うときなどにその企業の財務が健全かどうかを見るのがバランスシート(貸借対照表)です。その会社に債務や資産がどのくらいあるかが一目瞭然でわかります。
財務省は、毎度毎度マスコミと一緒になって声高に公表するのが、バランスシートの右側の債務残高ばかりです。
元財務官僚の高橋洋一氏がバランスシートを作成した当時は「財務省限り」の非公表とされていたらしいです(非公表っていうのがいやらしい…)。毎年の表が公表されるようになったのは2000年10月からだそうです。
それがこちらの表になります。

出典:財務省
上記の表を見ると、平成28年度の国の資産は約959兆円、負債は約1,423兆円で差額は約464兆円です。
ん!?国の債務は464兆円?
マスコミが騒ぐ1,000兆円越しではないのです。
そして、楽観論ですが、ノーベル経済学者のステグリッツ氏が「日銀は保有する国債400兆円を引き受けろ」と言っていますから、これが実現すると、464兆円一400兆円=64兆円と大幅に債務が少なくなります!
国の実質債務は64兆円ってことですかね?
増税より減税をすべきなのでは?
ブルームバーグの発表では、昨年の日本の名目GDPは546兆円に達する見込みで、これは過去最大なのです。
国の債務とGDPを比較して、「借金が1,000兆円でGDPの2倍以上ある〜、やばい、ギリシャのようだ!」とマスコミが騒ぎたててきましたが、もう騙されませんよ!
国の債務64兆円だとしたら、GDPの1/8以下となります。
超余裕〜♪
高橋氏によると、これに徴税権 (国の信用、見えない資産)を入れれば、あと250兆円財政出動してもビクともしない国力があると言います。
増税している場合じゃない!!
安倍さーん、消費拡大のために減税をしようよ!
トランプ大統領の大減税の公約発表により、アメリカの市場は1年で30%以上も上昇し、史上最高値を更新しています。
日本もアメリカに続けと日経は26年ぶりの高値を記録していますが、まだバブル期の6割程度の株価です。企業は長年のデフレで財布の紐が硬くなり、内部留保は過去最高です。
法人税を減税すれば、企業が設備投資や賃上げが出来るようになるので景気は上昇し、デフレからの真の脱却に繋がるのではないでしょうか…ついでに個人消費拡大のための所得税減税もお願いしたいですね。
不都合な真実をなぜ隠すのか?
財務省は、「資産の大半は、性質上、直ちに売却して赤字国債・建設国債の返済に充てられるものでなく、政府が保有する資産を売却すれば借金の返済は容易であるというのは誤りです。」として、バランスシートからの楽観論を否定します。
いやいやいやいや…
一般人でも持ち家を直ちに売ろうとは思わないけど、資産の一部に入れますから!貸借対照表は嘘つきませんから!こんなおばさんでもわかっているのだから、超頭の良い官僚さんは知っているはずですね。
高橋洋一氏もツイートで、
必ずあるおバカな反論として政府に資産は「売れない」。これは間違い。こんなウソで騙されないように。政府資産の大半は金融資産。これは天下りのためだから、「売れない」というより「売りたくない」が正解。でも、どこの国でも破綻すると不味いからいざというときには「売る」
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) January 22, 2018
このようにおっしゃっているんですよ。
では、なぜ、国は借金まみれ、増税しないと破綻する!と言い続けているのでしょうか?
やっぱり少子高齢化で先行きが不透明だからでしょう。
このまま少子化が進めば、100年後の日本人口は4200万人で、現在の1/3になる見通しです。人口減少はそれほど怖いと言うことです。何百年後、日本国という世界一歴史の古い国が滅んでしまうかもしれません。
その頃、国の借金がどうの…と言っている場合ではなくなるでしょう。
何とか早く、安心して子供を産み育てる環境を整備すべきです!
治安を取るか、人口減を取るかで賛否両論はありますが、移民の受け入れも検討しなければならないと思うのはkinkoだけでしょうか…
「財務省は税金を増やすのが仕事、バラまくのも仕事」なので、粛々と仕事をこなしているだけで、日々、国民に反発されない増税方法を模索しているエリート官僚さん達は大変です。退庁された官僚さんの暴露が凄まじいですものね。
不都合な真実は、ただ単に「言わない」のでしょう。
昨年、公になった神戸製鋼や日産の不正は、周知の事実でありながら公にされて来ませんでした。
金融資産1820兆円も貯めた世界一のお金持ちの国なのに、いまだにデフレで、『貧困』という意識を多くのみなさんが持っています。政治家が政策を転換してくれれば、庶民の暮らしは随分楽になることと思うのですけどね…
【経済学者、高橋洋一氏のコラム】
「財政問題」でまた財務省の言いなりになる、ポチマスコミの情けなさ
ま とめ
- バランスシートを見ると日本の借金は464兆円
- 日銀が国債を引き受ければ、64兆円の債務
- 2017年の名目GDPは546兆円の見込み
- 少子高齢化は財政難に繋がりそう
- 減税、移民受け入れを検討されたし
【あとがき】
デフレだった20年間、なぜ円が強いのか疑問でした。日本が財政難ならもっと円安に進むはずなのに、バブル期よりも円高です。
今回調べてみて、kinkoが思っているよりも日本は資産が多く、徴税権があり国の信用が高いことが分かりました。
今はまだ大丈夫そうですが、政策がしっかりしなければ将来どうなっているかわかりませんけどね…
お読み頂きありがとうございました!
ポチっとして下さると嬉しいです。(*^^*)
[…] さんが興味深い記事を書かれてました。≫【不都合な真実】日本が破綻?バランスシートを見て判断せよ!) […]