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相続土地国庫帰属制度で空き家問題解決?中身は相続人に寄り添っていないぞ!

kinko
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こんにちは、kinkoです。

今年4月27日から施行されている「相続土地国庫帰属制度」って知ってます?

売れない土地を手放す新制度として期待していたんですけどね、改めて中身を見てみると審査が厳しすぎるし、費用もかかるんじゃ誰が利用するのか?って疑問が湧きます。

相続土地国庫帰属制度

国にあげるための審査費用に、まず14000円の手数料がかかります。

除外対象の土地はこちら↓

  1. 建物がある土地
  2. 担保権や使用収益権が設定されている土地
  3. 他人の利用が予定されている土地
  4. 特定の有害物質によって土壌汚染されている土地
  5. 境界が明らかでない土地・所有権の存否や範囲について争いがある土地

建物があるだけでアウトって…ほとんどの土地がこんなんだから困っているんですよ。これ以外だったら不動産市場で売れますわ。価値のない土地は国もいらないってことなんですね。何のために作った制度なのかわかりません。

そして、審査が通ってもお金がかかります!

法務局による審査を経て承認されると、土地の性質に応じた標準的な管理費用を考慮して算出した10年分の土地管理費相当額の負担金を納付します。負担金は、1筆ごとに20万円が基本となります。

そこは無料で引き受けて下さいよ。ホント、国民のための制度ではないことがよくわかりますね。国内問題は山積みなのに、外交ばっかりやってる日本政府はどこを向いて政治をしているのでしょうねぇ?

空き家問題に税金

現在、日本の家屋は7軒に1軒が空き家です。この先もっと少子化が進めば、2040年頃には3軒に1軒が空き家という試算もあります。

その対策として京都市では、令和8年から空き家税をかけるんですって!家屋の評価額の0.7%を課税するらしいです。この動きは全国に広がることでしょう。

でも、税金かければ空き家問題が解決するのかしら?相続人不明の家屋はそのまま放置になってしまいそうです。

kinkoの実家に30坪ほどの農地があって、宅地と家屋は売れたんですけどね、農地は農業従事者じゃないと売っちゃダメとか色んな制約があるんです。市に寄付しようも断られる始末で、現在は草が生えないようにするため、近所の人に畑をやってもらってます。

こんなふうに困っている人が日本中にいると思います。今回の相続土地国庫帰属制度が無償の上、条件なしだったら有り難い制度だったのに…なんか残念😢

詳しく知りたい方は↓

政府広報「相続土地国庫帰属制度」

⚠️令和6年4月1日から相続登記の申請が義務化されます!正当な理由がないにもかかわらず、不動産を取得したことを知った日から3年以内に相続登記を行わなかった場合、10万円以下の過料の適用対象となります。

kinko
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税金や過料等の罰則ばかり与えるブラック国やん

お読み頂きありがとうございました!

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