
こんにちは、kinkoです。
27日は、配当権利落ちした銘柄(JT、キャノン、ブリジストン)などが下がり、日経平均株価も下振れしました。kinkoは、狙っていたJTをちゃっかり購入しています。
そんな軟調な市場の後場に飛び込んで来たニュースは、出光興産と昭和シェル石油が来年春に経営統合するというものでした。過去には、出光興産の創業家が合併に反対しており、統合は難しいだろうと思われていました。このサプライズ報道は、あっと言う間に両社の株価を押し上げました。
【5019】出光興産の1年チャート

参照:ヤフーファイナンス
6/27終値株価 | 3980円 |
PER | 8.04倍 |
PBR | 0.95倍 |
配当利回り | 2.51% |
6/27の終値株価は、3980円で前日比+475円(+13.55%)と暴騰しました。こんなに株価が上がっても、PERは一桁台で放置されていたということは人気がなかったのでしょうか。
【5002】昭和シェル石油の1年チャート

参照:ヤフーファイナンス
6/27終値株価 | 1728円(年初来高値) |
PER | ー |
PBR | 2.43倍 |
配当利回り | 3.04% |
昭和シェル石油の6/27終値株価は、1728円で前日比+136円(+8.54%)の年初来高値を更新しました。
日経新聞によると、2015年に合併案が浮上していましたが、2016年の出光興産の株主総会で創業家が反対していたようです。今回前向きに合併を了承したのは、新会社に出光昭介名誉会長の長男らを新会社の取締役に就任させるなどの条件を出し、妥協したものと思われます。
昨年、出光興産は約1200億円の公募増資を行ったことで、創業家の持ち株比率が33.92%→26%となり、拒否権を失っていました。だから仕方なく合意したのでしょうか?(経営者側もやるよね…)
石油業界の今後
昨年度の売上高で順位をつけると、
1位 | JXTGホールディングス | 10兆3010億円 |
2位 | 出光と昭和シェル | 5兆7765億円 |
3位 | コスモエネルギーホールディングス | 2兆5231億円 |
今回統合しても、1位の JXTGホールディングスとの差は、まだ倍近くあります。ここを埋めていくのは並大抵なことではないでしょうね…
さて、今後の石油業界の未来はどうなるでしょうか?
日本は少子化の上に、若者の車離れが進んでいます。さらにガソリン車から電気自動車やエコカーへシフトチェンジしています。ガソリンの需要は年2〜3%ずつ減少し、全国の給油所は最盛期の半分以下になっています。
日本国内での見通しは暗いものの、出光興産はベトナムで製油所などの運営に乗り出しています。東南アジアなどの海外への進出を拡大して、業界1位を目指して欲しいと思います。
【個人的意見】
kinkoは、日本の石油関連銘柄へは投資しずらいと考えています。先に上げた理由が主ですが、kinkoが石油企業へ投資するなら、ロイヤル・ダッチ・シェルです。業界世界2位で、配当利回りが5%を超えており、さらに外国源泉課税なしの銘柄だからです。
※投資は自己責任でお願いします。
ま と め
- 2019年春、出光と昭和シェルが統合へ
- 出光の創業家は拒否権を失っていた
- 市場は統合を好感し、株価は上昇
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