
こんにちは、kinkoです。ベンチャー企業が仮想通貨で資金調達するICOが活況です。仮想通貨で資金調達って、世の中便利になったなーなどと安易に思ってしまうと詐欺に引っかかる体質です。そう、かつて米国未公開株詐欺に引っかかったkinkoのようにね。後悔しないためにも世界で何が起きているのかを勉強したいと思います!
仮想通貨大流行りの2017年
今年は仮想通貨バブルが起き、1ビットコインは100万円を超えました。
kinkoは6月にこんな記事を書いています。
そうこの時、1ビットコインが30万円でした。投資に興味のない主人が、「100万円までいくと思うよ。」なんて言っていたんです。
それが僅か半年で到達しそうなんて、ちょっと怖いなとさえ思っています。調べたら仮想通貨のバックにはあの大富豪ロスチャイルドがいるという噂まで出ています。
続々と新しい仮想通貨が出ており、その数は1,000種類以上だそうです。
IPOとICOの違い
IPOとは、未上場企業が、証券会社を通して新規に株式を証券取引所に上場することです。投資家に株式を取得させることを目的としています。現金⇄新規株式
ICOとは、資金調達者がビットコインなど換金性のある既存の仮想通貨で資金を調達し、その対価として独自の新規仮想通貨(トークン)を渡すものです。仮想通貨⇄新規仮想通貨
何が違うのか?と言いますと、IPOはすでにある会社(ある程度実績がある)に投資するのに対し、ICOは、これから会社を起こしますから応援してね、という産声をあげる会社に出資するという違いがあります。
kinkoのイメージでは、20代の若者=IPO、赤ちゃん=ICO かしら?
赤ちゃんの顔を見ただけでは、将来どんな子に育つかわかりませんから、かなりリスクが高いと思われます。
また、中国では、ICOによって資金調達した金額が半年で26億元(約400億円)でしたが、その中には実在しないコインを販売するなどの詐欺が横行しました。そのため、中国当局が9月にICOを全面禁止としています。
それでも急増中のICO
米ゴールドマン・サックスによると、ICOによるネット関連企業の資金調達額は、現金の調達額を上回る勢いで、9月の調達額は8億ドル(約900億円)で現金の2.6倍となっています。
手軽に資金調達できるのだから、ベンチャー企業の方が飛びつくのはわかります。でも、出資者の見返りは、「トークン」と呼ばれるものだけで、配当金のようなお金ではなく、通信会社だったら通信の使用量をトークンで支払えるというものらしいのです。(ポイントみたいなものかしら?)
ICOセミナーの取材記者は、このトークンをそこで安く売っている現場に遭遇しており、実在するかもわからないシステムに出資する人の多さに驚いています。
また、この安く買ったトークンを売り抜いて差額を稼いでいる人までいるというのですから、ますます胡散臭いです。
ICO経験者によると、相手(出資者)は株主ではないのだから、業績や製品の開発状況を開示する義務はないとさえ言っているそうです。
日経新聞には、英金融規制当局、「ICO」投資に警告 「全損の覚悟を」という記事が掲載されています。
法の整備が追いついていない未知の投資話には乗らないようにしようと思ったkinkoでした。
ま と め
- ICOの出資額が現金の2.6倍になった
- ICOは証券会社などの機関を通していない
- トークンは配当金にあらず
- ICOは法の整備が遅れている
寄付のつもりならICOに出資してもいいのかもしれませんが、「投資でよくわからないものには手を出すな!」と言うバフェット先生の教えを、kinkoは守りたいと思います。
読んで頂き、ありがとうございました!
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