こんにちは、kinkoです。
日本でもハロウィンには仮装する人達が増えましたね。
でも、このハロウィンって何処から来たのか知らない人は多いと思います。
そして、何の為にお化けの仮装をして「Trick or Treat」って言うのでしょうか?
10月31日がハロウィンなのは?
ヨーロッパの古代ケルト人は、10月31日が一年の終わり(大晦日)と定めていました。
この日は、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祝祭日とされました。
また、夏の終わりを意味し、冬の始まりに死者の霊が家族を訪ねてくると信じられてもいました。
日本のお盆のような感じだったのでしょう。
現代では、アメリカで民間行事とされているハロウィン、その発祥の地はアイルランドだそうです。
諸説あり一概には言えませんが、少なくともアイリッシュ(アイルランド人)はそう思っています。
1800年代にアイルランドで起こったジャガイモ飢饉で約150万人がアメリカへ渡ったそうです。
その子孫がアメリカでハロウィンを流行らせたのでしょうか。
以前、アイルランドへ旅行した際、アメリカ人の心の故郷がアイルランドで、「タラの丘」へ来ては先祖への想いを馳せ、涙するアメリカ人が多いと聞きました。

アイルランド:タラの丘
ちなみにアイルランドのスーパーでは、人の頭より大きなカボチャが€4 (約500円)で売られていました。まるでバスケットボールですねー。

お化けの仮装と「Trick or Treat」
なぜお化けの仮装をするのでしょう?
死者の霊の中には悪霊も混じっており、その悪霊に立ち去ってもらうためにおもてなしをしていた風習がありました。
子供達にお化けの仮装をしてもらい各々の家を訪問し、お菓子をあげて帰ってもらうという擬似体験を、「悪霊を追い払う儀式」として定着しました。
Trick or Treat!(お菓子をくれないとイタズラするぞ!)
この言葉には、「おもてなしをしないと取り憑くぞ〜」という恐ろしい意味があったのです。
Happy Halloween!(ハロウィンを楽しんで!)と言って、お菓子を渡す儀式になりました。
ハロウィン当日、アイルランドの学校では、生徒から先生まで朝から仮装をし一日中その格好で授業を受けるのだそうです。
男の子は血のりでいかにリアルな悪魔やお化けになれるか競うのです。
ジャック・オー・ランタンの由来
むかしむかし、ジャックと言う名の悪人がいました。
ジャックは酒が好きで、あるハロウィンの夜にも酒場に入り浸って散々酔っ払い、地獄から出て来た悪魔と出会います。
ジャックの魂を取ろうとする悪魔を2度も騙し、最後には「魂を取らない」という約束までします。
時は流れ、ジャックの寿命が尽きますが、悪いことばかりしていたため天国には入れません。悪魔との約束があるため地獄にも入れません。
どうしようもなく、来た道を引き返しますが、道は暗く、ジャックは「灯りをくれ」と悪魔に懇願します。
この灯りが消えるのを防ぐため、道端にあったカブをくり抜き火の魂を入れランタンにしました。
それがジャック・オー・ランタンの由来です。
そして、ジャックは今でもあの世とこの世の世界を彷徨っている…らしいです。
10月31日は、あの世とこの世を繋ぐ日…
ジャックが出てくるかもしれませんよ?

出典:ウィキペディア
カブのジャック・オー・ランタンは怖すぎですね!
現在のハロウィンといえばカボチャですが、アメリカに渡ったアイルランド人が手に入りやすく加工しやすいカボチャを使うようになったと言われています。

出典:ウィキペディア
こちらも怖い…
ま と め
- ハロウィンは10月31日、悪霊を払う儀式日
- 発祥の地はアイルランド
- ジャック・オー・ランタンはカブ→カボチャ