
こんにちは、kinkoです。
イギリスのブレグジットは大揉めですなぁ〜
メイ首相「5月22日まで短期延期認めてちょ!」
EU議会「ダメ!4月12日までに合意なき離脱か長期延期か決めなさい!」
これによりポンドは2日で148円→144円へ急落しました。
イギリスだけでなくドイツも景気の陰りが見え始めています。
ドイツPMI速報値大幅下振れ
昨日発表されたPMI(製造業購買担当者景気指数)の速報値は最悪でした。
予想値48→実際44.7と大きく下振れしました。
グラフを見ると予想値との乖離が大きくなっているのがわかります。

(PMI値は50以上で景気が良い、50以下で悪いと判断)
ドイツ銀行のデリバティブが問題視されていましたが、いよいよ実体経済にまで暗雲が立ち込めてきました。
FRB金融政策を方向転換!
現在のアメリカ経済は、製造業も好調、失業率も減っているという独り勝ちの状態です。
しかし、ヨーロッパをはじめ世界経済の鈍化を懸念して、FRBは金融政策を方向転換しました。
先日のFOMCでは、
・2019年は年2回の利上げ予定→ゼ〜ロ〜
・月間500億ドルの資産縮小→10月打ち止め
これにより、量的緩和(紙幣をじゃんじゃん刷ること)や利下げも噂され始めています。
当然予想されることは米国株高ドル安ですが、はたして?
世界経済長期停滞論?
経済の長期停滞論とは、「経済が数字上では成長しているように見えるが実感がないこと」を言うそうです。
ん!?どこかで聞いたような…
日本のことじゃん!
アベノミクスで株価上昇、雇用増大、企業の経常利益過去最大と数字上では高度経済成長か?っていうくらい絶好調です。
しかーし、賃金が上がらないし、目標物価指数にも到達していません。
庶民には暮らしが良くなったという実感がないですよね〜
この日本型デフレ経済がヨーロッパで起こるのではないかという懸念が出始めています。
ひいては世界中の経済が長期停滞してしまったら?
ちょっと怖いですね…
世界大恐慌後の10年間になる?
アナリストの中には、世界中で行われている量的金融緩和や低金利政策を危惧している人もいます。
小さな泡(バブル)が弾けてもダメージは知れていますが、問題を先送りして大きくなった泡はどうでしょうか?
ドイツ銀行のデリバティブはまさに大きな泡でいつ弾けてもおかしくありません。
前回、「世界大恐慌に学ぼう」で投資家の金融資産の9割が信用取引でした。
現物取引のみでしたら、大嵐が過ぎるのを気絶して待つことも可能ですが、信用取引で追い証となると借金を抱えることになるかもしれません。
世界経済が長期停滞に陥れば、世界大恐慌後の10年間のように失業者が街に溢れ、株価が上がらず、食べるものにも事欠くといった事態も考えられます。
紙幣価値は1/10?
量的緩和という劇薬は短期間使うから効果があるのです。
長期に渡れば貨幣価値が損なわれ、物の値段が異常に上がり、ベネズエラのようなハイパーインフレをおこす可能性もあります。
すでに一説では、
全世界紙幣の合計=全世界で保有する物の値段×10
という試算さえ唱える人もいるほどです。
だからでしょうか?FRBを含め各国の中央銀行が「金(きん)」を買い集めているそうです。
投資はどうするか?
今の状態は金融危機前夜といったところでしょうか?
この前夜がいつまで続くのかは誰にもわかりません。
大地震と同じで、明日起こるかもしれないし、数年後、数十年後かもしれません。
地震にも人工地震があるように、金融の世界にも意図的にクラッシュさせる輩がいるようです。(だから9割の個人が損をしているらしい…)
チキン投資家kinkoは信用取引はしない、キャッシュポジション高めにして暴落時に出動出来る体制にしています。
でも、楽天VT、楽天VTI、iFreeS&P500へは3万円ずつ積立、実験用にたわらシリーズ8種類へ千円ずつ、計9万8千円の積み立ては継続しています。
いっそ早くクラッシュしてー
大恐慌で10年間低迷するより、リーマンショック級で2年ほどで回復してくれた方がマシな気がします。
ブラックマンデー、iTバブル崩壊、ライブドアショック、チャイナショック、ブレグジットショック、トランプショック(昨年末)など、大小さまざまな暴落が起きました。
大きな暴落は10年に一度、小さなものは毎年のように起きていて、2018年だけでも2、3、10、12月と4回もありました。
米国株はここ3ヶ月で急回復しており過熱気味だと感じます。
日本株の方が割安になってきていますが、今後の為替と米国次第でどちらに動くかわかりません。
いっそ大暴落してくれた方が買い向かい易いのですが…
※投資は自己責任でお願いします。
お読み頂きありがとうございました!
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