
写真:テレビ朝日「モーニングショー」
こんにちは、kinkoです。
先ごろ、西日本で起きた水害で多くの方が犠牲になりましたこと、心よりお悔やみ申し上げます。広島の安芸地区では、雨が止んだ次の日に大量の土石流が流れ込み、幼い命も奪われる結果となってしまいました。
2014年に起きた土石流の対策で、半年前に砂防ダムが完成したばかりでした。想定外の災害には、人間は無力なんだと思い知らされました。
被災された方は、これから家屋の片付けに追われます。その前に被災された証拠写真を取るべきポイントを押さえないと、後から補償金の対象から外れてしまう恐れがあります。
いつ自分にも災害が降りかかるかわかりません。他人事と捉えず、「もしも」に備えて、そのポイントだけでも知っておきましょう。
片付ける前に証拠写真を撮ろう!
床上浸水ともなると、まるで津波が来たかのように家の中はめちゃくちゃになります。勤勉な日本人は、一刻も早く片付けたいと思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!
家の片付けを始める前に、「罹災証明書」を発行してもらうための被災した証拠写真を撮ることをお勧めします。
罹災証明書があれば、仮設住宅への入居や最大300万円の再建支援金や義援金がもらえるそうです。
今後の生活のためにもこの証明書を必ず発行してもらいましょう。
証拠写真の5つのポイント!
1. 水位がわかる写真を撮る

挿絵全出所:テレビ朝日「モーニングショー」
人も一緒に撮影する事で、大体の水位が推測できます。家だけの写真だけでなく、人物を入れたり、物差しになる対象物と一緒に撮影しておきましょう。
下記のように浸水の高さで半壊〜全壊の基準があります。
全壊 | 床上1.8m以上 |
大規模半壊 | 床上1m〜1.8m |
半壊 | 1m以下 |
2. 家の4方向を撮影する

3. 室内の壁や襖を撮影する

4. 水まわりを撮影する
キッチンやトイレといった水まわりが水に浸ると、使用不可と判断されるそうです。

5. 柱の傾きを撮影する
浸水が1.8mに達していなくても、柱の傾きが3°以上で全壊指定されるそうです。

被害に遭ってしまったら、この5つのポイントの証拠写真は残しておきたいものです。
火災保険から補償される可能性も!
個人で掛けている火災保険の中身を確かめてみて下さい!その中に「風災害に対応」とあれば、今回のような浸水被害に補償金がでる可能性があります。
しかし、広範囲に渡って被害が出ていると、保険屋さんも忙しく、対応が不十分になったりするそうです。補償はされているはずなのに、保険金未払いという実態が多いと聞きます。
補償期間は被災されてから3年もありますから、すぐに電話するのではなく落ち着いてからでも遅くありません。
ま と め
- 被災したら片付け前に証拠写真を撮る
- 証拠写真の5つのポイントを知ろう
- 罹災証明書をもらう
- 火災保険の補償内容を調べる
お読み頂きありがとうございました!