
こんにちは、kinkoです。
欧州といえば、ギリシャショックやイギリスのブレグジットなどの政治不安により、アメリカや日本の市場にも影響を及ぼす事も多く、無視できない存在です。
リーマンショックから10年、昨年の世界的株高から欧州もずいぶん景気が良くなっています。ドイツやフランス、オーストリアでは賃金が上昇し始め、物価上昇目標の2%にも自信をみせています。
オーストリア国立銀行総裁のノボトニー氏が日経新聞の取材に応じ、「9月末以降の量的緩和政策」について言及しています。
9月末以降、量的緩和終了か?
欧州中央銀行は、今年1月から国債などの購入を半分の月300億ユーロに減らしています。にもかかわらず、金融市場はさほど混乱にはなりませんでした。
このまま市場が強いと判断されれば、ノボトニー氏は、今年6月の理事会で9月末以降の量的緩和を終了させ、徐々に金利を上げていくつもりであると述べています。
理事会が目標とするのは、あくまで「物価の安定」であるとしています。
為替相場については、ムニューシン米財務長官のドル安容認発言を受け、政治的要因が為替の動向に影響してはならないとけん制しています。
これらのニュースを見ると、欧州も米国に続いて金利を上げていけば、株式市場に少なからず影響が出ることが予想されます。
やはり、以前書いた記事「2019年、逆イールドカーブ発生説」で株式市場の低迷が来るのでしょうか?
「永遠に続く景気回復はない」
とは、本質をついていると感じさせます。
6月の欧州中央銀行の動きに要注意ですね…
肌で感じる欧州の物価高

今年4月に欧州では、高級車メルセデスベンツを値上げするそうです。主人の仕事先の方が6万ユーロ(約800万円)のベンツを急いで買おうとしているのを聞いて、質問したそうです。
どのくらい値上げするの?と…
6万ユーロ→6万5000ユーロ
5000ユーロ(約65万円)!も値上がりするんですって!
そりゃー急いで買いますよねぇ、日本の消費税値上げの時みたいに…
それでも800万円は高いよ!と思ったんですが、20年近く乗るからいい車を買うそうです。車検などの維持費も日本に比べて格段に安いから車体費にお金をかけられるようです。
これに続きブランド品も値上げがありそうです。主人の3月の出張ではきっと買い物してくるだろうなぁと思います。(^◇^;)
ヴィトンやエルメスなどフランスに本店があるブランドは、ユーロ圏で買うのが安いそうです。(関税がないっていいよねw) 為替の影響はありますが、イメージは日本の2/3くらいの価格だそうですよ。
欧州の賃金上昇の次に物価が上がるのは、間違いなさそうです。
ま と め
- 欧州中央銀行が量的緩和終了案
- 量的緩和終了後に金利上昇へ
- 欧州は賃金上昇から物価高へ
お読み頂きありがとうございました!
ポチッとお願います♪(๑˃̵ᴗ˂̵)
[…] 前回の記事、『欧州中央銀行の9月末量的緩和終了案で株価に影響は?』の中で、4月から欧州でベンツが値上げする事を書きました。 […]
[…] 昨日、欧州が金利を上げる方向という記事を書きました。米国の長期金利上昇から世界的に金利が上がっていくだろうと予測しています。でも、日本はちょっと違うようで、2016年から始 […]
[…] 向かうのは当然で、株高になってもおかしくありません。アメリカだけでなく欧州さえも物価高を目指しているのですから。そして、インフレが起こり、現金の価値は減ってしまいます。 […]