
こんにちは、kinkoです。
アラフィフともなると、健康診断の数値が気になります。
肺のレントゲン撮影や、マンモグラフィーの結果にはいつもハラハラ・ドキドキです。
先日、お酒とガンの関係について日経新聞に気になる記事がありました。
食道ガンの原因
食事の欧米化により、成人の2人に1人がガンにかかると言われていますねー
日本人に多いガンは、胃ガンで1年間で新たに診断された人は13万3,900人もいました。
同じ消化器系ガンの食道ガンは、新たに診断された人数こそ2万2,800人と少ないものの、外科的手術が非常に難しいと言われています。
食道ガンの原因は、アルコールと熱い飲み物や料理だそうです。
アルコールが原因で病を引き起こす箇所は、肝臓・膵臓(すいぞう)・食道のいずれかであり、特に食道にダメージを受けるとガンになりやすい傾向があります。
食道ガン患者の7〜8割を男性が占めているのは、仕事の付き合いなどでアルコールを摂取する機会が多いからだと思われます。
フラッシャーの人は要注意
フラッシャーとは、アルコールが分解されて出来る発ガン性物質「アセトアルデヒド」により、毛細血管が拡張されて顔が赤くなる人のことです。
その人がフラッシャーかどうかは、体内でアセトアルデヒトを分解する「ALDH2」の活性によって決まるそう。
生まれつきこの酵素の活性が低ければ、アセトアルデヒトがなかなか分解されず、体内に長く残る事で発ガンに繋がるのです。
特に危険な人は、昔はアルコールが飲めなかったのに、付き合いをするうちにワイン1本でも平気に飲めるようになったという人です。
お酒を飲まない人は、もちろん食道ガンのリスクは低いですが、酒豪と呼ばれる人もALDH2の活性が高いので、同じようにリスクが低いと言われています。
この中間のフラッシャーなのに飲めてしまう人が毎日飲む生活を続けていると、食道ガンのリスクが上がります。
これ、まさにkinkoの事でビールを飲むとすぐに顔が赤くなります。母方は下戸の家系ですから、もともとALDH2が少ないのでしょう。
また、唾液中のアセトアルデヒト濃度は血中濃度よりも高いため、口から食道に至る粘膜が高濃度のアセトアルデヒトにさらされることも食道ガンの発生に関与しているそうです。
やけどするような熱い飲食物に注意
胃の内部は分厚い粘膜で覆われているため、多少やけどを負っても大丈夫ですが、食道粘膜の表面を覆う扁平上皮が薄いので、やけどを繰り返すうちにガンを引き起こすのです。
食道の扁平上皮ガンは、圧倒的にアジアに多く見られるそうです。考えてみれば、熱々のお鍋やお粥といった食文化はアジアに多いのです。
口の中のやけどはヒリヒリして分かりますが、内臓(食道・胃)のやけどは分かりにくいため、知らないうちに繰り返している事がありそうです。
器が熱くて手で持てない場合は、やけどの可能性がありますから、十分注意しましょう。
欧米では、やけどのダメージによる発ガンは少なく、胃酸が逆流する「逆流性食道炎」が原因で食道ガンになるそうです。
食道ガンの自覚症状
初期症状はほとんどなく、無症状に近い状態だそうです。
ガンの進行によって、次の症状が見受けられます。
・食べ物を飲み込んだ時に胸の奥が痛む
・熱い飲み物を飲み込んだ時、しみる
・体重が減少する
・胸や背中が痛む
・むせるような咳がでる
・血の混じった痰がでる
・声がかすれる
このような症状が長く続くようであれば、すぐに医療機関へ受診する事をお勧めします。
早期発見のポイント
血液検査の「腫瘍マーカー」という項目の異常は、進行ガンなら発見できますが、早期ガンの発見は難しいそうです。
人間ドックなどの胃の内視鏡検査で、咽頭〜食道〜胃〜十二指腸まで内視鏡が通る場所を一通りチェックすることが、早期発見へ繋がります。
50歳を過ぎたら年1回の検査をしましょう。
1度目は口からの胃カメラで、麻酔により寝ているうちに終わり、よだれタラタラで恥ずかしかった。2度目は局所麻酔で鼻から入れ、映像を見ながら説明されるのですが、苦しくて唾を飲み込んでばかりいました。
2回とも嫌な経験しかなく、毎年受けるのはちょっと抵抗が…
とにかく、日頃から食事に気をつけてガンにならないようにしたいと思います!
ま と め
- 食道ガンの原因はアルコールと熱い飲食物
- 早期の食道ガンは自覚症状がない
- 早期発見には内視鏡検査
- 50歳を過ぎたら年に1回内視鏡検査をしよう
お読み頂きありがとうございました!