老後について

憧れの海外移住生活ランキング!実際の生活費調査vol.2

こんにちは、kinkoです。

前回の記事、vol.1から引き続き6位〜10位の海外移住ランキングの国をご紹介します。

常夏の島ハワイは家賃や物価が高そうです。

実際に移住した方の生活費を調べてみました。

海外移住.comランキング

順位国名物価所得税住民税消費税
1位マレーシア安い0〜26%0%0%
2位タイ安い0〜35%0%7%
3位フィリピン安い5〜32%ほぼ012%
4位インドネシア安い5〜30%0%0%
5位カナダ高い15〜29%5〜21%12〜15%
6位ハワイ高い10〜39.6%1.4〜8.25%4.712%
7位オーストラリア普通15〜45%0%10%
8位ニュージーランド高い10.5〜33%0%15%
9位スペイン安い15〜40%4〜8%4〜18%
10位シンガポール超高0〜20%0%7%

出典:海外移住.comより

6位〜10位を詳しく見て見ましょう。

6位 ハワイ

 

・根強い人気

圧倒的な人気のハワイは8つの島から成り立ちます。

一年を通してマリンスポーツが楽しめ、多くの観光客で賑わうショッピングセンターや飲食店、ホテルなどリゾート気分が満喫できます。温暖な気候で過ごしやすく、日本のような台風などの被害がないことから住みやすい場所です。

 

・物価が高い

ハワイで生産されるものが極端に少なく、ほとんど全ての商品がアメリカ本土から運ばれるため輸送コストが上乗せされています。そのため、物価はかなり高めで、その上チップの習慣もあります。日本の物価の2.5〜3倍といったイメージです。

 

・比較的日本語が通じる

ワイキキエリアでは、日本人が多いため日本語が通じるショップが多くあります。病院でも日本語ができるスタッフがおり、シニア世代にはとても安心です。また、医療水準はアメリカ本国と同じく高いです。

 

・医療費負担に注意

アメリカで保険なしにドクターにかかったり病院に行くと、膨大な医療費が請求されます。アメリカに渡航する際には、必ず海外旅行保険を用意するようにしたいです。

 

・グリーンカード

グリーンカードは、アメリカの「永住権」であり、「市民権」とは異なります。つまり、グリーンカードは日本国籍を維持しながらアメリカに永住することもできるというものです。

グリーンカードを取得するための早道は、DVプログラムに参加することです。

DVプログラムとは、宝くじのようなシステムのプログラムで、毎年5万件もの永住権(グリーンカード)がここから発行されます。DVプログラムの他にグリーンカードを取得するのは至難の技です。

 

・実際の生活費(2人暮らし)

比較的治安が良いワイキキの中央にあるコンドミニアムでは1カ月の家賃が20万円以上します。2部屋で25万円、食費6万円、水道代は無料で光熱費は15,000円、健康保健5万円(2人分)、車所有だと保険に1万円、ガソリン代1万円、通信費2万円その他の生活費を合わせると、1ヶ月あたり45万円ほどかかります。

 

・実際の生活費(3人暮らし)

持ち家の場合、固定資産税が月5万円、各種保険(医療、歯医者、車、家)に11万円、通信費35,000円電気代4万円、水道・ガスが4万円、食費25万円、ガソリンその他を含めて、1カ月あたりの生活費は、55万円程です。日本よりも食費や光熱費、保険料が高いです。家賃がなくてこの生活費は大変ですね。

7位 オーストラリア

 

・日本人学校が多い

主要言語は英語ですが、第二外国語で日本語を選択している人も多いため、簡単な日本語なら通じることもあります。主要都市には日本人学校も多く、小さなお子様連れでも安心して移住ができる環境です。

 

・日本とは真逆の気候

南半球に位置するので、日本とは真逆の四季を持ち、避寒地としても人気があります。オーストリアの夏は日本と比べると湿気が少なく、さほど暑く感じません。しかし、紫外線が強いためサングラスや日焼け止めを塗るといった対策は必要です。

 

・夜の犯罪に注意

オーストラリアでは街中などの明るい場所を除いては、夜に女性の一人歩きは常識的に考えられないことと言われています。特に暗くなってからの公園や街灯がない道では犯罪に巻き込まれる危険性があります。日本の半額以下でタクシーを利用することができるので、必ず夜道の一人歩きはしないようにしましょう。

 

・永住権取得が困難

ワーキングホリデーなどの短期間のビザは比較的容易に取得できますが、リタイアメントビザは資産が1億円近くないと取得することが困難です。

比較的簡単な永住権の申請方法は、ワーキングホリデー中にワークビザのスポンサーとなってくれる企業を見つけ、さらに、そのワークビザで2年以上働いた後、永住権を取得する方法です。

また、「技術独立永住ビザ189」があります。このビザは、オーストラリア移民局が指定する技術職業リストの中の職業として働くことで申請をすることが可能です。このビザを申請するためには、年齢や英語力など、幾つかの条件を満たしていなくてはなりませんので、かなりハードルが高いです。

オーストラリアは、若者や労働者の移民には優しい国と言えます。

 

・実際の生活費(一人暮らし)

西海岸のワーキングホリデーでの生活では、ワンルームの家賃(光熱費含)が33,000円、食費4万円、携帯代3,000円、その他の日用品や交際費を入れても合計9万円ほどで生活できています。

 

・実際の生活費(3人暮らし)

メルボルン近郊の2ベットルームのアパートで家賃が10万円、食費6万円、保育園料8万円、その他の生活費を含めて30万円くらいあれば生活出来ます。日本に比べて保育園料が高めなのは、オーストラリアの1時間あたりの最低賃金が約1,300円と高いからです。

 

8位 ニュージーランド

 

・最適な気候

ニュージーランドは、2つの主要な島と周辺の小さな島々で構成されています。大半の地域は西岸海洋性気候に属しており、年間の気温差は約8度しかなく、酷暑や厳冬の心配もないことから、年間を通して過ごしやすい気候です。体調を崩しやすいシニア層にはお勧めの国です。

 

・治安は日本と同じ

日本と同じくらいの治安ですが、女性の夜間の一人歩きには注意が必要です。また、対日感情も良く親日的な人が多いので、必要以上に身構えることはありません。

 

・物価は高い

世界の物価ランキングでニュージーランドは第7位です。(日本は21位)

オークランドの平均家賃は1-2ベッドルームで1週間420ニュージーランドドル(約32,640円)。1ヶ月が4週間だとすると、1,680ニュージーランドドル(約130,490円)になります。

 

・リタイアメントビザ(2年)

申請できる年齢は66歳以上で、75万ニュージーランドドル(約5,809万円)を移民局が認める投資先に2年、投資し続けることが条件となります。また、申請時に6万ニュージーランドドル(約464万5,420円)の所得があることを証明する他、生活資金を証明するために投資資金とは別に50万ニュージーランドドル(約3,871万1,827円)の資産を証明できなければなりません。

その他に、技能移民ビザや投資家ビザなどがありますが、ロングステイビザの基準が厳しい国です。短期ビザ(90日)で、何度も日本とニュージーランドを行き来する移住者が多いです。

 

・実際の生活費(一人暮らし)

オークランドのシェアハウスで、家賃は64,000円、食費は32,000円、光熱費は9,000円、その他の生活費を含めて1カ月あたり12万円で生活できています。

 

・実際の生活費(2人暮らし)

ワンルームマンションの家賃は12万円、光熱費15,000円、食費4万円、学費10万円、その他の生活費を含めて40万円ほどの生活費がかかります。家賃や子供の学費が高めです。

 

9位 スペイン

 

・魅力ある街

都市によって全く異なる情緒を持つスペインは、イスラム教とキリスト教が交わった地点であるがゆえに 、歴史と深い繋がりを持つ遺産が幾つもあります。

 

・医療レベルは高い

医療レベルは、先進国と同等くらいです。言語がスペイン語で、英語は通じることが多いですが、日本語はほとんど通じません。

 

・治安はスリが多い

一般の犯罪件数は年間で130万件を超えており、そのうち殺人や過失致死、傷害などの凶悪犯罪は10万件以上に及び、強盗や窃盗などに関しては、60万件以上と治安が良いとは言えません。また、観光客を狙ったスリが多発しており注意が必要です。

 

・物価は安め

マドリードやバルセロナの都市部でも日本よりは物価が安く感じます。スペインの南の郊外ならさらに物価は安くなり、日本の半分くらいの場所もあります。イギリス人やフランス人の別荘地としても人気です。

 

・リタイアメントビザ

年金受給者の場合、年金ビザを取得できればスペインに移住することが可能です。このビザの難易度はあまり高くなく、毎月10万円以上の年金収入とスペイン国内に居住先があれば取得出来ます。

その他に永住権を取得するのは、就労用労働許可証を取得すると、5年後以降に永住権を申請する資格を得ることができます。就労許可証にて働く場合には、様々な制限がありますが、一度永住権を取得すると、自営業や就職など、制限なく自由に仕事をすることができます。

 

・実際の生活費(一人暮らし)

マドリードのシェアハウスの家賃は、光熱費込みで月31,000円、食費2万円、交通費7,000円、携帯代4,000円、交際費12,000円で合計74,000円で生活出来ています。

 

・実際の生活費(2人暮らし)

アンダルシア地方では、シェアハウスの家賃は光熱費込みで、月35,000円、食費2万円、その他生活費を含めて、1カ月あたり約10万円で生活出来ています。

 

10位 シンガポール

 

・近代的で富裕層の多い街

近代的でスタイリッシュな街並みが特徴的なシンガポールは、時代の最先端を突き進む高層ビル群や、目新しいデザインのホテルなどがあり、洗練された空間を都市全体で醸し出しております。

最高所得税が20%と安く、相続税がないこともあり、節税対策のために富裕層の移住が多いことでも有名です。

 

・治安が良い

法律が非常に厳しく、軽犯罪でも刑が重いので、実際の治安も安定しています。また、ゴミのポイ捨てや、公衆トイレでの流し忘れ、指定場所以外での喫煙でも罰金が科せられます。それゆえに、街が清潔に保たれており、衛生面の心配もありません。

 

・物価が世界で一番高い

富裕層が多いためか物価が高く、最先端である医療は費用も高くなります。また、分譲マンションは日本の2倍の値段がします。年間の学費は200万円と世界一物価の高い国になっています。

 

・リタイアメントビザはなし

現在のところリタイアメントビザはありませんが、3ヶ月以内の短期滞在ならビザは必要ありません。

就職や起業など、シンガポール国内で就労を行う場合には、エンプロイメントパスの取得が必要になります。職種や月収によって、P、Q、Sと3種類に分けられており、いずれの場合も有効期限は2年間で、以降は最長3年の延長が可能となります。

 

・実際の生活費(一人暮らし)

市内のシェアハウスで月7万円の家賃です。食費はローカルなものから高級食材までありますが、一人暮らしでは、4万円あれば十分です。その他の生活費も日本よりは高く、だいたい1ヶ月の生活費が15万〜20万円かかります。

・実際の生活費(4人暮らし)

市内のコンドミニアムの家賃は30万円、食費10万円、教育費20万円、その他生活費合わせて70万円ほども生活費がかかります。家賃と教育費がとても高くなっています。

ま と め

  • 気候が過ごしやすい国が人気
  • シンガポールは富裕層の街
  • 国によって生活費が何倍も違う

いかがでしたでしょうか?

今はコロナ禍で海外旅行へも容易に行けない時期ですが、将来の老後へ向けて海外移住も視野に入れてみたいと思います。

お読み頂きありがとうございました!

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