老後について

憧れの海外移住生活ランキング!実際の生活費調査vol.1

こんにちは、kinkoです。

言葉の問題がなければ、海外移住生活に憧れますねー

一時期、定年退職後に東南アジア方面へ移住するシニアが増えました。日本よりも物価が安く、年金だけでリッチに暮らせるという思惑からです。

しかし、せっかく移住しても文化の違いからUターン帰国なんて人も多いようです。

そんな事にならないためにもしっかり調べて、住みやすい国を選びたいですね。

海外移住.comランキング

順位国名物価所得税住民税消費税
1位マレーシア安い0〜26%0%0%
2位タイ安い0〜35%0%7%
3位フィリピン安い5〜32%ほぼ012%
4位インドネシア安い5〜30%0%10%
5位カナダ高い15〜29%5〜21%12〜15%
6位ハワイ高い10〜39.6%1.4〜8.25%4.712%
7位オーストリア普通15〜45%0%10%
8位ニュージーランド普通10.5%〜33%0%15%
9位スペイン安い15〜40%4〜8%4〜18%
10位シンガポール高い0〜20%0%7%

出典:海外移住.comより

根強い人気の東南アジアが上位を占めています。

富裕層に人気のシンガポールは、所得税の最高税率が20%と日本(45%)の半分以下です。さらに住民税もなく相続税もないのでお金持ちが移住するのもわかります。

次に、各国の特徴や移住者の実際の生活費を見てみましょう。

1位 マレーシア

 

・物価が安い

とびきりのリゾートライフを送ることができる美しいビーチが自慢のマレーシアは根強い人気です。一番の魅力は、物価が日本の1/2と安く、年金生活者にとっては現役時代と同じ生活水準が送れるところです

・治安が比較的安全

治安が安定しており、意外にも大きな凶悪事件の発生も少ないのです。最近では、観光や移住を目的とした日本人が年間およそ39万人も訪れています。

・航空運賃が安い

日本からマレーシアの直行便では、航空運賃は4万円以上しますが、乗り継ぎ便であれば1万円程度に抑えることができ、日本に頻繁に帰国される方には便利です。

・ビザ取得が容易

日本人がロングステイをする際に適したビザは「MM2H」(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)で、最長10年間の滞在が認められます。出入国が自由なマルチプルビザとなっており、大変便利です。

必要書類は、カバーレター、経歴書、申請用紙、IM12フォーム、証明写真、パスポートのコピー(全ページ)、健康に関する自己申告書、結婚・出生証明書、財務に関する書類、財務書類に関する開示承諾書、チェックリスト、無犯罪証明書などです。

50歳未満の方は最低50万RM(約1,250万円)以上の財産証明と月額1万RM(約25万円)以上の収入証明が必要とされており、30万RM(約750万円)をマレーシアの金融機関に定期預金をしなければなりません。

50歳以上の方は、50歳未満より少ない金額で済みます。最低35万RM(約875万円)以上の財産証明と月額1万RM(約25万円)以上の収入証明または年金証明が必要とされており、15万RM(約375万円)をマレーシアの金融機関に定期預金をするか、毎月1万RM(約25万円)以上の年金を受領している証明を行うか、申請時に選択することが可能です。

 

・実際の生活費(一人暮らし)

毎日外食していて節約をしていない場合は、食費が月に4万円から6万円程度です。家賃はプール付きコンドミニアム2LDK〜3LDKに住んで3万円から8万円で、1カ月の生活費は15万円程度になります。

タクシーは初乗り90円、美容院代は1,000円と日本とは比べられないほど物価が安いそうです。全く節約しなくて月15万円ですが、日本の生活費に換算すると30〜40万円くらいのイメージです。

 

・実際の生活費(家族3人)

住居費が約9万円、食費が約5万円、光熱費が約1万1,500円、通信費4,000円程度ということで1ヶ月間で16万円程度です。

それ以外に交際費として約5,000円の計1万円を含めても、特別贅沢な生活をせずに時々外食する程度に暮らせば、1ヶ月17~18万円あれば生活できそうです。

2位 タイ

 

・近代化したバンコク

タイの首都・バンコクは、急激な発展を遂げ、高架鉄道や地下鉄、エアポートレールリンクなど交通の便が充実しており、大変便利です。

また、日系企業が多く進出しており、日本からの観光客が多いことから、日本製品や日本食の購入に困ることは全くありません。日本より安く、しかし日本のような便利さを求める人にはお勧めです。

・冬の避寒地に最適

11月~3月が乾季で、なかでも12月~2月下旬までは一日も雨が降らない年もあるほど晴天に恵まれます。季節限定で滞在するのにとてもお勧めです。

・治安が日本より安全

犯罪発生率は日本よりも低い0.25%ですが、麻薬の犯罪が多いため巻き込まれないように、絶対に他人から荷物を預かることのないように注意が必要です。

・賃貸の手続きが容易

バンコク市内で、プールやジムが併設されているアパートメントの家賃は、55,000円。ランクを落とせば30,000円代で広さが十分な物件があります。パスポートと現金があればすぐに借りられるそうです。

・日本食が豊富

バンコクだけで日本食の飲食店が約1,400店もあり、吉野家、すき屋、ココイチ、モス、一風堂、丸亀製麺など、日本のチェーン店が数多く進出しています。

さらに、日本の居酒屋、寿司屋、ラーメン屋、とんかつ、たこ焼き、鉄板焼き、そば、うどん、お好み焼き、そして和菓子まで何でも揃っています。

・リタイアメントビザ

50歳以上で下記①~③のいずれかを満たすことで申請ができます。
①80万バーツ(約275万円)以上をタイ国内の銀行に預金
②月々の収入が 6万5千バーツ(約22万円)以上
③預金と収入の合計が 80万バーツ(約275万円)以上

・生活費(一人暮らし)

タイのバンコクは主要都市であるため、郊外と比べると生活費が高くなります。家賃は1ヶ月5万円、食費5万円(贅沢して)その他生活費2万円で合計12万円ほどです。東京都の生活費の半分程度でしょう。

3位 フィリピン

 

・物価がとても安い

マレーシアやタイよりも食費が安いと言われています。主要な都市では、日本食店がたくさんあります。水道代はただ同然に近いほど安いですが、電気代は高めです。

・医療水準が高い

意外と知られていませんが、アメリカで医療を勉強した医師や看護師が多く、総合病院では日本語を話せるスタッフが駐在していて安心です。

・35歳以上で3種類のビザ

SRRV CLASSIC・・・政府指定の銀行に6ヶ月以上の定期預金を行うことを条件に申請できます。35歳~49歳の方は5万USドル(約562万500円)、50歳以上で年金受給のない方は2万USドル(約224万8,200円)、50歳以上で年金受給のある方は1万USドル(約112万4,100円)です。その他、年会費として360USドル(約40,468円)が必要となります。

SRRV SMILE・・・政府指定の銀行に6ヶ月以上の定期預金を行うことを条件に申請できます。預金額は一律で2万USドル(約224万8,200円)35歳以上の方のみ申請できます。その他、年会費として360USドル(約40,468円)が必要です。SRRV CLASSICと異なり、預金はマンション購入など投資に転換することが不可能です。

SRRV HUMAN TOUCH・・・介護や療養を必要とする人に向けたビザです。35歳以上で1万USドル(約112万4,100円)、年会費360USドル(約40,468円)、投資への転換は不可となります。

この他にも投資家ビザやクォータービザといった毎年、各国50名に発給される永久ビザなどがあります。フィリピンは、外国人移住者にとても優しい国と言えます。

・実際の生活費(一人暮らし)

安めのワンルームマンションの家賃は16,000円、食費は現地食ですと、一食あたり100円程度です。日本食は高くつきますが、月15,000円、ネット接続代3,000円のその他の出費を含めても、月6万円程度で生活出来ます。

4位 インドネシア

 

・物価が特に安い

他の国の家賃は1ヶ月あたりの家賃ですが、インドネシアは年間契約です。1年当たり10万円〜40万円と物件によって違いがありますが、東京の1ヶ月の家賃で1年分と思ってよいでしょう。

外食費は、安上がりな屋台や小さなお店では飲み物込みで100~200円で十分な量の食事ができます。比較的きちんとしたレストランでは一品400円~600円ほどです。ホテルのレストランでは1,000~3,000円のビュッフェなどがあり、観光客向けです。

食材は、野菜で日本の3~4分の1、乳製品 加工肉製品などは日本の約2倍、精肉鮮魚は日本と同じか少し安い程度です。また、イスラム教国ゆえにアルコール類と豚肉の入手が困難で、販売されている店が限られており、値段も高めです。

・リタイアメントビザ

インドネシアにはリタイアメントビザがあり、55歳以上で月1500ドル(約121,000円)以上の年金受給者、もしくは同額以上の銀行金利の配当や、定額収入がある人で、指定された観光地域において35,000ドル(約283万円)以上の宿泊滞在施設を購入、または月500ドル(約4万円)以上の賃貸物件を借りることなどの条件で申請できます。

また、1年毎の更新手続きを行うと、最大5回の延長手続きが認められており、合計で6年間の滞在が可能となります。その後も、一旦、日本に帰国し、再度リタイアメントビザを申請することができます。

・実際の生活費(一人暮らし)

家賃を1ヶ月のあたりにすると月15,000円で十分な広さの家に住めます。光熱費は3,000円くらいで、ネット通信費が1,000円ほどで、食費やその他の出費を合わせても5万円もあれば生活できます。

5位 カナダ

 

・自然を満喫

夏はとても涼しく過ごせますが、冬は雪が多く厳しい寒さがあります。ロッキー山脈やナイアガラの滝など世界的にも有名な迫力溢れる自然を満喫できるという大きな魅力があり、スキーなどのウィンタースポーツが好きな方には お勧めの国です。

世界の住みやすい都市として上位にランクインするバンクーバーは、冬でも0度までしか下がらないため、毎年多くの方が移住されています。

・医療費が無料

国民保険に入っていれば、歯科や眼科などの一部の診療を除いて、ほとんどの医療費がが無料で受けられます。

・教育費が安価

公立なら高校までの教育費が無料です。大学も公的補助がでるため、日本に比べとても安い授業料となっています。税金は高いですが、社会福祉が充実している国と言えます。

・物価は日本より高め

社会福祉制度は魅力的な反面、物価は日本より高めです。消費税が12〜15%ですので、生活費は自ずと高くなってしまいます。日本食は手に入りますが、日本の価格の2〜4倍もします。

実際に生活している人によると、日本の1.2〜2倍くらいの物価に感じるそうです。

・カナダのビザは7種類

カナダの移民は年間250万人と多く、永住権を取得する方法はポイント制で多岐にわたっています。

↓のサイトに詳しく書かれています。

カナダ永住権を取得する7つの種類と方法

 

・実際の生活費(一人暮らし)

家賃はワンルームマンションで5万円くらいはします。節約して食費2万円、光熱費3000円、その他の生活費入れて、合計で13万円くらいはかかります。

・実際の生活費(3人家族)

家賃は、3LDKに水道、ガス代金込みで13万円、電気代6,000円、食費5万円、車両保険15,000円、ガソリン代12,000円、携帯2台で12,000円とその他生活費を合わせて、合計27万円くらいします。

物価が高めなため生活費は、日本とはさほど変わりませんが、医療費や教育費がほとんどかからないことを考えると、日本よりお得な気がします。

 

ま と め

 

  • 物価が安い国が人気
  • 東南アジアはビザが取りやすい
  • 治安や医療は日本と変わらない

次回vol2は、6位〜10位もご紹介していきます。

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