生活とお金

DVを受けていた“いとこ”に第三者が介入出来なかった話

 

こんにちは、kinkoです。

昨年、妊娠8ヶ月の23歳の若妻が、夫のDV(ドメスティックバイオレンス)被害で亡くなったというニュースがありました。お腹の中で胎児も亡くなっていたそうです。

この痛ましい事件を聞いて、同じように夫からDV被害で苦しんでいた“いとこ”の事を思い出しました…

 

結婚式から不吉だった

 

もう20年近く前の話、kinkoのいとこ(女)の結婚式に家族で呼ばれました。保育園児だった娘が花束を渡す大役を任されていて、ドキドキしていたのを覚えています。

私達家族といとこの旦那さんとは、結婚式が初対面でした。式場で遠くから2人の姿を見つけると、主人がいきなり「やばい、この結婚辞めた方がいい。」と言ったのです。

kinko「はっ?何言ってんの?そんな冗談やめてよ〜」と笑い飛ばしました。

主人「冗談じゃないよ。新郎に渦巻く黒いもの見えない?あれ、やばいよ…」

kinko「全然、見えないし、おめでたい席で不吉な事言わないでよ。」

今までも主人はたまーに何か(幽霊?)を見ちゃったり、憑依されそうになったりする体質なんです。散歩してても、お墓の方に引き寄せられるので、kinkoが手を引っ張って連れ戻したりします。

そんな主人が言うので、嫌な気持ちにはなりつつも、いとこには話しませんでした。言わなかったのは、結婚式というおめでたい席だし、いとこが妊娠していたからでした。

 

夫のDV発覚

 

会うたびに痩せていくいとこ、顔や腕に痣の跡が見られるようになりました。いとこの母(おばさん)に言っても否定するばかりでした。ご両親(叔父と叔母)は隠したがっているようでした。

結婚して3年後、夫の浮気が発覚し、それを責めた事で相当酷い暴力を受けたらしく、いとこは子供を連れて実家へ身を寄せていました。2人目を妊娠中でした。

2歳の子供にも火傷を負わせるなどのDVもあり、いとこは腹をくくった様子で「2人目は堕ろして離婚する」と言っていました。kinkoは、離婚は賛成だけど、せっかく授かった子供を堕ろすことには反対しました。

しかし、いとこは2人目を堕ろしたものの、DV夫とは離婚しませんでした。

 

第三者の意見は届かない

 

2人目を堕ろすくらい悩んでいたいとこを「何故、離婚させなかったのか?」と叔母に聞きました。

叔母は、「あなた達、心配しているフリをして面白がっているんでしょ!」と逆ギレされました。おそらく世間体を気にしているのと、いとこに家に帰って来られるのが困るのだろうと思いました。

叔母じゃあダメだ、叔父を説得しようと思い、「DVはやる方もやられる方も病気なんだから、すぐに治るのは難しいよ。」と何度も言いました。

叔父「殴られる方も悪いんだ。

∑(゚Д゚) はぁ?

叔父と叔母の間では、いとこの方が悪いことになっていました。

どんなに心配しても、何を言っても無駄でした。

旦那のところへ戻ったいとこは、すぐに3人目を妊娠しました。子供は障害を持って産まれ、そのことがさらにDVを酷くしていきました。

10年前の法事で会ったいとこは、ますます痩せていました。DV夫は相変わらず、いとこにキレ気味の物言いをしており、きっと治っていないのだろうと想像がつきました。

最後に会ってから10年、叔父が亡くなり叔母は音信不通、いとことも会う機会もありません。子供達もさぞ大きくなったことでしょう。

いとこが笑顔で暮らしていることを祈りたいです…

 

【あとがき】

いとこの親を見て、どうして子供の味方になってあげないのだろう?とずっと考えていました。後で聞いた話ですが、叔母も叔父に浮気されたり、殴られた経験があったそうです。叔母にとっては、そのくらい当たり前だと思っていたのかもしれません。

でも、kinkoだったら、娘が殴られたりしたら離婚を勧めるだろうし、主人が法的措置を取るだろうなぁと思います。親が子供の味方になってあげなくちゃ!って思うのは甘いのかしら??

お読み頂きありがとうございました!

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