
こんにちは、kinkoです。
日経マネーに掲載されていた『退職後は運用しながら引き出す「タコ足投信」は悪くない。』を読んで、目から鱗が落ちた気持ちになっています。
昨年、9年間ほど運用していた毎月分配型投資信託を解約しました。理由は、「タコ足配当」の悪いイメージと基準価格の目減りに耐えきれなかったことでした。それに主人のサラリーで生活できるうちは、分配金は必要ないなぁ〜と気づいたからです。(遅っ!)
結局、毎月分配型投信の運用成績は年利4%ほどでしたので、銀行に預けておくよりはマシだったなと割り切る事が出来ました。
非難が多い毎月分配型投信ですが、シニアにとっては有効かもしれないという記事に驚いています。
人生のお金との向き合い方
フィデリティ退職・投資研究所の図を見ると、22〜60歳までを「資産形成時代」、60〜95歳を「資産活用時代」と2つに分けています。

出所:フィデリティ退職・投資研究所
資産形成時代では、生活費をサラリーで賄いながら積極的な運用をしていき資産の最大化を目指します。60歳時点が一番山が高い(資産がピーク)になるように頑張る時期です。
定年退職後は、山を降りる時期で登るよりも慎重にしなければなりません。年金を支給される人や再就職している人であれば、資産の取り崩しは少なくて済みます。しかし、kinko家のように60〜65歳の収入の空白期間がある世代は、資産を取り崩す事になるでしょう。
そうなると、毎月分配型投信のように「運用しながら資金を引き出す」機能がある金融商品は、シニア世代にとってニーズに合っていると言えなくもありません。運用しながら引き出すという機能は資産の減り方を抑制するために重要な方法かもしれません。
タコ足配当でもいいじゃない?
昨年、毎月分配型投信を解約した理由を主人に話すと、主人は「タコ配の何が悪いの?」と言っていました。どうやら主人は、死ぬまでに資産を使い切ってもいいという考え方のようです。
不動産にしてもアパートの物件そのものの価値は、年々目減りしていきます。それでもお家賃はほぼ変わらず頂けます。毎月分配型投信はそれに近いものかもしれません。
過去に毎月分配型投信で、1000万円を投資すれば毎月20万円の分配金が出るという商品がありました。年利にすると24%!ですから約4年で原資が取り戻せる〜なんて思ったりしました。4年後も分配金を頂けていれば、貯蓄を取り崩すよりはお得という考えも出来ますね。
悪い悪いと言われている「タコ足配当」もシニア世代にとっては、有効な金融商品かもしれません。ただ、信託報酬が1%以上と高いのがネックなのですが…
※投資は自己責任でお願いします。
ま と め
- シニアにとってタコ足配当は悪くない
- 22〜60歳は資産形成時代
- 60〜95歳は資産活用時代
- 資産を死ぬまでに使い切る考え方もある
【あとがき】
今回の日経マネーを読み、主人と同じような考え方をする人もいるのだな〜と感心してしまいました。どんな商品にも一長一短がありますし、年齢や資金によっても投資方針が違うでしょう。
3億円もあれば、比較的安全な債権で運用するだけで余裕で生活できる利息がもらえます。原資が多いのは理想ですが、限りある原資でも配当金生活が出来るように、日々試行錯誤しながら投資していきたいと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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