
こんにちは、kinkoです。
ドイツ銀行は、デリバティブ問題でここ数年倒産の懸念があります。
もし、倒産すればリーマンショック以上に世界経済に与える影響が大き過ぎて潰せないだろうな〜と思っていると、やっぱり!と思うニュースが飛び込んできましたよ!
ドイツ銀行とコメルツ銀行
ドイツ政府が主導となりドイツ国内1位のドイツ銀行と、2位のコメルツ銀行の合併の協議に入ったそうです!
これで、ドイツ銀行の倒産は回避されるのでしょうか?
コメルツ銀行って初耳だったので、ちょっと調べてみるとこちらも危ない銀行でした。
コメルツ銀行はリーマンショック当時に倒産危機があり、2009年にはドイツ政府から100億ユーロの公的資金が投入されていました。
先週末の株価は、ドイツ銀行が8ユーロ台、コメルツ銀行が6ユーロ台で、どちらも倒産懸念レベルです。
危ない銀行同士がくっついても根本的な解決にはならないと思うのですが…ヤレヤレ
ドイツ銀行監査役会は反対
ブルームバーグによると、監査役会メンバーを務めるドゥシェック氏は「われわれは合併を拒否する」と言っています。
さらにドイツの労働組合のドイツ統一サービス産業労組は、「合併すれば外資の敵対的買収の標的になりかねない。」として強く反対しています。
このような反対意見も多く、合併までの道のりは前途多難です。
公的資金投入しかない?
結局のところ、ドイツ銀行が助かる道は政府による公的資金の投入しかないと思います。
デリバティブ8000兆円のうちどのくらい焦げ付いているのかによりますが、一旦国営化して、不良債権処理をした方が再建が早いでしょう。
高額手数料を稼いだ営業マンは、大金を手にして国外へ脱出していると聞きます。普通の銀行が詐欺まがいのことをするようになったらおしまいですよ。
最後にババを引くのは、いつだって国民です。
ECBの金融政策
イタリアの国家破綻を回避するためなのでしょうか?ECB(欧州中央銀行)がEU諸国を超低金利にしています。(だからユーロMMFがなくなったんだよぅ)
そのためほとんどの銀行が厳しい経営状態です。(日本と同じ)
ドイツ銀行がどの銀行と合併したところで、今の金融政策が続く限り本業では稼げません。
だからといって、わけのわからないデリバティブのようなハイリスクな金融商品を作ったり、マネーロンダリングをしていいはずがありませんが…
経済状態が異なる国同士が集まるEU全体を同じ金融政策にするには無理があります。
ECBの手から離れて、各国に委ねる時期が訪れているのかもしれません。
日本も同じ道を辿る?
日本でも日銀によるマイナス金利政策で、地方銀行や信用金庫の合併が相次いでいます。
EUと同じく、本業で稼げなくなった銀行は、デリバティブのようなハイリスクハイリターンの商品に手を出しています。
みずほ銀行は、今期1800億円の損失を計上しました。
また、スルガ銀行とスマートデイズが結託して、かぼちゃの馬車事件のような事も起こりました。銀行が犯罪に手を染めるほど経営が逼迫しているのです。
日銀は日経平均株価を上げることしか考えていないように見えます。マイナス金利という劇薬は、後になって酷い副作用が出てくることでしょう。
そろそろ解除してあげないと、日本もドイツ銀行のような銀行が出てくるかもしれませんよ?
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