
こんにちは、kinkoです。
池上彰さんの情報番組が新春スペシャルで放送されていましたね。日本人の生涯年収から生活費までお金にかかわる話で、kinkoは興味津々で見ておりました。備忘録として番組内容をまとめておきます。
冒頭、お正月の話題として初詣のお賽銭の平均額が149.3円、小学生のお年玉の平均額は1万9,056円で結構な金額を貰っていることがわかりました。そして、小学生のお年玉の使い道の一番が「貯蓄」とは驚きでした。
日本の平均貯蓄額(2人以上の世帯)
日本人の2人以上の世帯の平均貯蓄額は1,820万円(定期預金727万円、普通預金412万円、生命保険378万円、株など265万円、その他)です。
えっ!?そんなにあるの?と番組内のコメンテーターの方達もおっしゃっていました。これには数字のからくりがあり、平均=普通ではなく、一番多い世帯は100万円以下の世帯でした。
年代別の平均貯蓄額
20代 | 301万円 |
30代 | 620万円 |
40代 | 1,065万円 |
50代 | 1,802万円 |
60代 | 2,312万円 |
70代以上 | 2,446万円 |
上の表を見ると、退職金が支給された高齢者の貯蓄額が多いです。しかし、若者よりも貯蓄額格差が激しく、60代以上で貯蓄額が300万円未満15.1%、4,000万円以上18.6%と相当差が開いているそうです。
その他にも金融資産の情報として、日本人の資産総額1億1,000万円以上の富裕層は23人に1人(282万6千人)と多いことがわかりました。
海外と比べても1位アメリカ1,355万人、2位日本282万人、3位イギリス222万人とお金持ちが多いですね。この人達が貯蓄額の平均を押し上げているのでしょうか。
ちなみに超お金持ちの1,000億円以上の資産をもつ日本人は45人いるそうですよ!
日本人の年収について
年収の割合

出典:国税庁「民間給与実態統計調査」より
一番多い世帯の年収が300〜400万円で17.5%です。一人暮らしなら十分だと思われますが、、子供を育てるとなると心細く感じますね。年収600万円以上は19%と意外に少ないと思いました。
世帯年収が低いと子供が十分な教育が受けられず、大人になって低賃金の職につくといった教育格差による負の連鎖が起きているそうです。
生涯賃金ー生活費=?
約40年間(会社員の夫と専業主婦家庭の23〜64歳)の生活費は、約1億5,664万円(平均1ヶ月30万円)、老後20年間の生活費は約5,726万円です。
現在の平均的な生涯賃金は約2億3,365万円で、これに生涯生活費、一生で納める税金と社会保険料(夫婦2人)の5,341万円を引くと下の計算のように赤字になってしまいます。
生涯賃金 約2億3,365万円
➖ 生活費(40年間) 約1億5,466万円
➖ 生活費(老後20年間) 約5,726万円
➖一生で納める税金等 約5,341万円
=−約3,168万円
ここで赤字脱却の救世主が年金です!20年間夫婦で貰える年金額は約4,880万円ですから+1,700万円となります。
しかし、これは現在の65歳の人の話で、将来の年金は減る可能性が高いと思われます。団塊の世代が75歳以上になる2025年問題で社会保障費が急激に増えることが予想されています。
将来の年金は、
①支給額を減らす
②年金保険料を増やす
③受け取り開始年齢を遅らせる
いずれにしても年金が少なくなりそうですから、自助努力は若いうちから考えておいた方が良さそうですね…
老後は自助努力が必要な時代になった!20代と50代の投資の違いとは?
ま と め
- 日本人の平均貯蓄額は1,820万円
- 資産1億1千万円以上の富裕層は23人に1人
- 社会保障費が増える2025年問題まであと7年
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