
こんにちは、kinkoです。
今年、2月の大暴落を乗り越え、9月末までは順調に値上がりをしてきた米国株の先行きが不透明になってきました。
10月6日の大暴落から始まり、ここ2カ月あまりは±700ドルの値動きともに下値を切り下げて来ています。
そんな中、「ボンドマゲドン」という世界株式大暴落という気になる話があります。
FAANG株が売られる理由
10月から始まったFAANG株が売られる理由の一つに債権が絡んでいるという話があります。
米国債10年物の利回りが3.3〜3.5%になると、債券に投資している投資家、ヘッジファンド、機関投資家などのコストが全て赤字になるらしいのです。
債券は満期まで持てば何の問題もないのですが、市場で債券の値段が下がってくると、決算時の評価額が赤字になります。
その時、損失を補填するために利益のあるハイテク株式(FAANG株)を売り、現金化しておく必要があるということです。
ほとんど配当金を出さないハイテク銘柄は、売られるリスクが高いです。債券が3%以上になると、リスクオフの動きに出るのは致し方ありませんね。
ボンドマゲドンとは?
ボンド=債券
ハルマゲドン=終末戦争
を掛け合わせて出来た造語の「ボンドマゲドン」は、債権が原因で起こる世界株式市場の大暴落を示すものだそうです。
ここ2ヶ月の乱高下で、その危険性は高まったと市場関係者は見ています。
さらに、国債利回りが上がれば上がるほど、利益が出ている米国株を中心に世界中の株が売られるだろうという話です。
株式市場に流れている資金よりも債券市場の方が大きいので、どんどん株式が売られるという事です。
“債券の帝王”と言われるダブルラインキャピタルのジェフリー・ラック氏は、「金利の急騰とドル安が財政赤字とともに起こるのは、1987年のブラックマンデーを回想させる」と言っています。(2月の大暴落の黒幕の一人との噂が…)
また、ジェフリーさんは、次の世界規模の大暴落が起こるのは、債券の利回りが上がった時だとも言っていますので、今後の金利の上昇には要注意です。
さらに先日、一時的に米国債2年物と5年物の逆イールドカーブが発生し、いよいよリセッション入りか?とニュースが流れました。
ボンドマゲドンは近いのかもしれません。
FRBが利上げする理由
トランプ大統領がFRBに対して、「なぜ利上げするのか?」と怒っていますね。「最大の敵はFRBだ!」とまで言い、非難しています。
トランプさんはビジネスマンですから、株価が下がるのは許せないのでしょう。
では、なぜFRBは利上げするのでしょうか?
2019年後半〜2020年にかけて米国経済が不況になると予想されていますが、FRBはその時に景気対策として利下げをしたい、でも、下げる金利がないと効果が期待できない、だから今のうちに金利を少しずつ上げておこう…というわけです。
金利を下げ過ぎると日本のようにずっとデフレが続いてしまいますからね。
FRBが金利を上げ続ける以上、ボンドマゲドンはきっと来る〜♪きっと来る〜♬
株式市場は半年先行して動くので、米国市場は来年春先から下げトレンド入りかも?と思っています。
信じるか信じないかはあなた次第です!
※投資は自己責任でお願いします。
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