米国株は割高か?上昇相場はいつまで続くのか?

 

こんにちは、kinkoです。米国株式市場は、2016年のブレグジットやトランプショックなど短期的な暴落はあったものの、8年以上も上昇トレンドが続いています。リーマンショック前よりも5割以上も高い水準です。さて、この米国株の上昇はいつまで続くのでしょうか?

 

歴史から読み解く相場観

 

2017年、7月の日経平均株価はやっと2万円の大台に乗ったところで、未だ約30年前のバブル期の株価の半分です。不況が当たり前になっている日本人には米国経済の好調ぶりが俄かに信じられません。

米国株式市場の歴史を見ると、第二次世界大戦後約70年間の中で、20年の上昇相場と10年の停滞相場を繰り返しています。日本とは違って、NYダウは順調に最高値を更新し続けています。

2017年現在は、リーマンショック後の2009年からの上昇相場の途中と見られます。歴史的に見れば、あと10年上昇相場が続いても不思議ではありません

① 戦後~1960年代末ごろの長期上昇トレンド
② 1970年代の停滞相場
③ 1980年過ぎ~1990年代末の長期上昇トレンド
④ 2000年代の停滞(ITバブル崩壊、リーマンショック)
2009年〜現在〜2030年?まで長期上昇トレンド?

 

バリュエーション指標

 

2009年から8年にわたる米国株の上昇率は、264%に昇っています。上昇率だけを見れば割高のように感じますが、長期※バリュエーション指標も検証する必要があります。

※バリュエーション指標とは、企業の株価が相対的に割安か割高かを評価する指標のことで、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りなどがあります。

長期バリュエーション指標の代表格、バフェット指数とシラーPERをみてみましょう。

 

・バフェット指数

バフェット指数は、株式市場の時価総額をGDPで割って算出します。”投資の神様”ウォーレン・バフェットが長期的な株式のバリュエーションを判断する際に参考にしているようです。

一般には倍率が1を超えると株価の大幅な調整が起こりやすいとされています。2000年のITバブル崩壊も、2008年のリーマンショックの時も1倍を超えたところで起こっています。

 

出典:セントルイス連銀統計サイトより

すでにバフェット指数は、現在米国で約1.5倍と、過去最高の水準にまで上昇しています。GDPの伸びに対して、株価の上昇スピードがかなり速くなっており、割高と言われても仕方のないことです。

株価が上場企業の利益水準を反映するものである以上、GDPに対する株式時価総額の比率が永遠に上がり続けることは考えにくく、どこかで頭打ちになるだろうと予想されます。

しかし、指数がトレンドから大幅に上方かい離した1990年代後半と比較すれば、「まだ株価には上昇余地がある」という専門家もいます。

 

 

・シラーPER

シラーPERは、株価を一株利益で割って求めるPER(株価収益率)を少し修正したものです。PERの分母である一株利益を、直近の数字ではなく過去10年平均を使うという点に違いがあります。10年平均の利益なら、ブームの影響などなく企業の真の実力をより的確に示せます。

1995年以降のシラーPER平均はおよそ27倍であり、それと比べると今の水準は、30倍ほどでわずかに平均より高い程度であり、高すぎるとまでは言えません。

米国株はたしかに多少割高かもしれませんが、暴落を懸念しなければならないほど割高すぎるとはとても言えないでしょう。

 

長期金利の影響

 

米国の長期金利は、長期的なトレンドでは40年近くにわたってほぼ一貫して下がり続けています。1990年代の安定した景気拡大期も、ITバブルやサブプライムバブルが起きた時も、2010年代に景気回復が続いた時も、長期金利は下がり続けてきました。

最近では、FRBが金融緩和の縮小から金利引き上げへと金融政策を修正し、6月に政策金利を引き上げたとしても、長期金利は2.3%ほどにしか上がっていません。

バフェット指数の長期的な上昇、シラーPERのここ20年程度の上方へのシフト、そしてリーマンショック後の8年に及ぶ株価上昇は、いずれも歴史的な低金利環境によって支えられている可能性が高いと考えられます。

長期金利が3%を超えるようなことがあれば、今の低金利環境が終焉するときでしょう。そうなった時には、米国株の長期的上昇トレンドも終わりを迎える可能性がありそうです。

 

政治リスク

 

トランプ大統領が誕生してすでに半年が経ちますが、ここへきて、当初の大盤振る舞いな政策を方向転換し始めているように思えます。

オバマケアに代わる社会保険も示していませんし、高額な薬価改定も見送られそうです。日本に強い態度で軍事費全額負担を訴えていたのに、今までと同じで良いと言ってみたり、コロコロ言ってることが変わって来ています。

トランプ大統領は4年も持つのかな?と思ってしまいます。

また、シリアや北朝鮮問題も残されており、戦争が勃発する懸念もくすぶっています。戦争が起これば、日本のみならず世界同時株安、円高になることが予想されます。

 

kinkoの米国株相場観

 

米国株式市場は、リーマンショック以来、すでに8年も上昇を続けています。株価上昇率が2.6倍だったり、バフェット指標が1.5倍だったりと統計的に見ると確かに“割高”なのでしょう。

個人的には、2016年のブレグジットやトランプショックような短期的な下落が必要だと思っています。順調に行き過ぎる相場の息抜きには、“押し目”を求める声が多くなりがちだからです。

投資の神様バフェットは、株価が暴落するたびに米国の優良株を買い増し、成功を収めてきました。暴落はチャンスと思って、買いに向かう準備をしておきたいです。

もし、このまま相場が順調だとしたら、暴落を待っていたのではいつまで経っても買えませんから、毎月少しずつでも米国株か米国ETFを購入していきます。

結局のところ、米国市場が騰がっても下がってもどちらでもいいんです。とにかく、将来の配当金生活のポートフォリオを完成させるべく買い続けます!

 

ま と め

 

  • 米国株式市場は8年で264%の上昇
  • バフェット指標は1.5倍と割高
  • シラーPERは少し高め
  • 長期金利が3%を超えるか注目
  • 長期投資家は、Buy & Hold

※投資は自己責任でお願いします。


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