アップルを始めとするハイテクセクターが絶好調で、先週末のナスダックは年初来高値を更新しましたね!
アメリカではローリングリセッションが始まっていて、地銀の相次ぐ破綻により金融セクターの下げがきついです。
それもそのはず、スタンフォード大学教授によると、米国にある4800銀行のうち半数が自己資本不足で潜在的債務超過に陥っていると指摘されています。シリコンバレー銀行のように取り付け騒ぎが起きれば、あっという間に破綻してもおかしくない地銀が半数もあるということです。
今のところFDIC(預金保険公社)により2500万ドルの預金は保証されていますが、ノンバンクと損失分担を検討するほどすでに余剰資金がないようです。(残り1兆円ほど)
では、次の破綻候補の銀行はどこでしょうか?
巷で噂されているのは【PACW】パックウエスト・バンコープと【WAL】ウエスタン・アライアンスです。
【PACW】株価
パックウェスト・バンコープは、米国の銀行持株会社です。その銀行子会社、パシフィック・ウエスタン・バンクを通じて銀行製品とサービス(定期預金、マネー・マーケット、ローンなど)を提供し、主に南カリフォルニア州で営業。

5/4に年初来安値2.48ドルをつけたあと、5/5には5.76ドルへ急上昇しています。市場では「売られすぎ」との見方が強く大きく買い戻されています。出来高が急増しており、短期筋の仕掛けとも言われていますが、どうでしょうか?
【WAL】株価
ウェスタン・アライアンス・バンコーポレーションは、米国の銀行持株会社です。子会社銀行を通じ、アリゾナ州、ネバダ州、カリフォルニア州の企業、不動産開発業者や投資家、地元の非営利団体、個人や他の消費者への銀行業務と融資サービスを提供。、非銀行子会社2社を通じ、リース機器などの提供を行う。本社はアリゾナ州フェニックス。

こちらも5/4に11.35ドルまで売られ、5/5には27.16ドルまで急上昇していますね。金融不安が払拭されたとは思えず、こちらも短期筋の仕掛けなのでは?と疑いたくなります。
どこが破綻してもおかしくない状況下で個別株を購入するのは、リスクが高いと思えます。金融セクターETF【VFH】あたりを見ても配当利回りが2.27%ではリスクを取るほどの旨みがあるとは思えないですし、安定のVYMを買った方がいいかも?なんて考えに至ります。
まぁ、機会損失があっても米国株は今しばらく様子見のままにしておきます。
※投資は自己責任でお願いします。
お読み頂きありがとうございました!
今の流れは日本高配当株じゃない?
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