
こんにちは、kinkoです。
5月4日、アルゼンチンが政策金利を6.75%引き上げ、とうとう年40%にもなったんですって!よくよく調べると、この8日間で3回の利上げがあり、計12.75%増となりました。(アルゼンチン怖っ!) 米金利上昇を受けての措置との事ですが、ますますインフレ、通貨安になってしまいますよねぇ…
現在、1アルゼンチンペソは5円くらいです。アルゼンチンへ行くことはないだろうなぁ〜とは思いつつも、興味本位で通貨がどの位変動しているか調べてみました。
アルゼンチンペソ対円の為替チャート

参照:Investing.com
確認できる最大チャートをみると1990年からで、その頃は1アルゼンチンペソが250円くらいでしょうか?28年後の現在が5円ですから、50分の1です。(アルゼンチン、怖っ!)
アルゼンチンと日本との金利差で、一気に円安に向かうと思われましたが、為替レートにはさほど反応がありません。
40%の金利って…昔の闇金みたい…これが国の政策だなんて、ちょっと信じられない気持ちです。
不安定な新興国よりも安全な先進国と思われている米国債に資金が流れています(そりゃそうだ!) 。このまま資金流出が続けば、通貨危機が起こりそうな気配です。
アルゼンチンと言えば、2001年にデフォルトした国です。ウィキペディアを見ると通貨危機は度々起きていたようですね。アルゼンチン国民自身も自国通貨を信用していないため、ペソが下落するとドルに退避させる傾向があるそうです。
他の新興国からも資金流出
アルゼンチンだけでなく、トルコ中銀も4月下旬に0.75%の利上げを行なっており、対ドルでリラは過去最安値となっています。S&Pは、トルコ国債の格付けを下げました。その他、インドネシアやブラジルからも資金は逃げています。
今年1月までは好調だった新興国ですが、3ヶ月ほど前に書いた『米長期金利上昇で新興国から資金流出!新興国投資の考え方は?』のあたりからずっと資金流出が続いています。
米FRBは今後も利上げを続けることから、新興国からの資金流出はまだ続きそうです。新興国通貨が安くなれば、ドル建ての債務の負担が増し、新興国経済には打撃です。
アルゼンチン国債の格付けの見通しは、「ネガティブ」とされていますし、景気の悪化は政治にも影響が出そうです。
大幅な金利上昇ですが、政治不安のある新興国投資は、為替も含めて辞めておこうと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
先週金曜日には、アップルが史上最高値を更新するなどでダウは大幅高になりました。長期金利上昇の中、米国市場は踏ん張っています。
この新興国の景気悪化が先進国や世界に広がり、米国市場が下落してくれれば、購入のチャンスなのですけどね…なかなか市場は希望通りに下がってくれません…(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ま と め
- アルゼンチンの政策金利が年40%へ
- 新興国から資金が流出している
- 通貨危機懸念がある
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[…] 5月に書いた記事、「アルゼンチンの政策金利が年40%!それでも新興国から資金流出!」から約3ヶ月、アルゼンチンがまた政策金利を上げると発表しました! […]