本日、日銀総裁の黒田さんが、10年間の任期を終えました。まずは重責お疲れ様でした。
2013年から異次元の量的緩和とアベノミクスでデフレ脱却へと舵を切り続けて来ました。お陰で日経平均株価は約3倍になっています。投資家としては有り難い限りです。
日経平均株価が2012年末に1万円以下だったなんて信じられます?そこから2021年9月に3万円超えを果たしました。
2016年に世界初となるマイナス金利導入で、一時はどうなることやらとハラハラしていたんですけどねー、銀行株も持ち直しています。
さて、この10年の量的緩和で増えたマネーはいくらだったのでしょう?
10年間のマネタリーベース
この10年間で増えた紙幣は約500兆円!

なんと、資金供給量が6倍になってます!お札刷りすぎな気がしますよね。
でも、昨年から米国が量的縮小を始めたら、日本も真似してこっそり供給量を減らしています。不都合なことを言わないのが日本人の美徳なのでしょうか。。。
口では量的緩和継続と言いつつ、反対のことをする日銀さんの事を市場はしっかり見ていますよ。その証拠に日経平均株価は2021年9月高値を超えられずにいて、昨年〜今年にかけて、ずっと26000〜28000円のレンジ相場になっています。
では、その500兆円は市場以外にいったいどこへ向かったのでしょうか?
日本人の給与推移
日本人の給与は言わずもがな少ないままです。
計算するのも嫌になるくらい、給与は微々たる上昇ですよ。20年前の方が給与が高かったなんて悲しすぎます。その間に社会保険料が増え、手取りが減った上に消費税が倍取られるようになりました。(泣)
今年からようやく経団連が給与アップを認め、国も推奨したことで大手企業に春闘の満額回答が見受けられています。しかしながら、95%を占める中小企業の賃上げはないに等しいままです。
給与が上がらないのだから国民にお金が渡っていないはず…では、500兆円はどこへ???
調べて、調べて、これかな?と思う事をようやく見つけましたよ!
400兆円が貯金へ向かっていた!
なんともまぁ、国民の貯蓄が2000兆円超えです!
世界一のお金持ち国ですよ〜

10年間で400兆円も増えていたんです!(ビックリ)
金融資産の内訳を見てみると、
「預貯金」が54.2%を占めているのに対し、「株式等」が9.6%、「投資信託」が3.4%と、「預貯金」に大きく偏っている。
増やした資金供給量は、半分以上が貯金されていたんですね。
みなさん、将来が不安で貯蓄に走るのでしょう。娘や息子も持ち家や車などの高額品を買うことをためらっています。ホント、若い子はお金を使いませんね。
その貯蓄が投資に回されていたら、もっと日本市場が活気づいていたでしょう。お金は血液と同じで、回さないと死に金になってしまうのに…
それに、いくら日銀が量的緩和続行と言っても、政治が「金融所得増税」や「金融資産税」などと真逆の政策をとっていたのでは、日本経済が良くなるはずがありません。
増税ばかりしている国は衰退の一途を辿ると思います。
お読み頂きありがとうございました!
みんな豊かになりますように🙏
配当金で豊かになりた〜い♪
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